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ポール・ローマーと経済成長の謎 デヴィッド・ウォルシュ(David Warsh)(著/文) - 日経BP
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ポール・ローマーと経済成長の謎 (ポールローマートケイザイセイチョウノナゾ)

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発行:日経BP
四六判
656ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-8222-8871-6   COPY
ISBN 13
9784822288716   COPY
ISBN 10h
4-8222-8871-4   COPY
ISBN 10
4822288714   COPY
出版者記号
8222   COPY
Cコード
C2034  
2:実用 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年1月10日
最終更新日
2020年1月10日
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書評掲載情報

2020-12-26 日本経済新聞  朝刊
2020-04-04 朝日新聞  朝刊
評者: 坂井豊貴(慶應義塾大学教授・経済学)
2020-03-21 日本経済新聞  朝刊
評者: 根井雅弘(京都大学教授)
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紹介

「1990年10月、シカゴ大学の経済学者である36歳のポール・ローマーが主要学術雑誌に経済成長の数学的モデルを発表すると、2世紀以上にわたって正式には認められず日陰の存在だった知識経済学が、ようやく脚光を浴びるようになった。この論文には、簡単そうにも難解そうにも受け取れる『内生的技術変化』(Endogenous Technological Change)というタイトルがついていた。」(本書序章から)

技術革新を経済成長論に取り込んだことで2018年にノーベル経済学賞を受賞したのがポール・ローマー。この経済学者としては異色の生き方をしたローマーを縦糸に、アダム・スミス『国富論』以来の「謎」として残された「ピン工場」と「見えざる手」の矛盾、その後の経済学では「収穫逓増」と「収穫逓減」の対立をめぐる経済成長論の変遷を横糸として、経済理論をめぐる古今の経済学者の人間劇を描く。

登場する経済学者はノーベル賞のスターらがずらり。ロバート・ソロー、ロバート・ルーカス、ポール・クルーグマン、ポール・サミュエルソン、ケネス・アロー、宇沢弘文らだ。解説は、ローマーのロチェスター大学時代に師事した佐々木宏夫・早稲田大学教授。

目次

第1部
第1章 専門分野としての経済学
第2章 「理論は、正しい継ぎ目で切り分ける方法を教えてくれる」
第3章 モデルとは何か? どう機能するのか?
第4章 見えざる手とピン工場
第5章 経済学は陰鬱な科学か?
第6章 地下水
第7章 スピルオーバー
第8章 ケインズ革命と経済学の現代化
第9章 数学は言語である
第10章  経済学のハイテク化
第11章  ソロー残差
第12章  無限次元スプレッドシート
第13章  経済学はロケット・サイエンス、「モデル」は動詞
第2部
 第14章 新しい出発
 第15章 馬鹿げてる!
 第16章 ハイドパーク
 第17章 Uターン
 第18章 キーボード、都市、世界
 第19章 再結合
 第20章 クレイジーな説明
 第21章 スキーリフトの経済学
 第22章 内生的技術変化
 第23章 推測と反論
 第24章 光熱費の歴史
 第25章 究極のピン工場
 第26章 見えざる革命
 第27章 経済学を教える
結び
解説 ポール・ローマーの人と学問  佐々木宏夫(早稲田大学教授)

著者プロフィール

デヴィッド・ウォルシュ(David Warsh)  (デヴィッドウォルシュ)  (著/文

1944年ニューヨーク生まれ。ニューズウィーク誌などでベトナム報道に従事したあと、名門新聞ボストン・ブローブ紙の経済学コラム担当記者として活躍。同紙休刊の後は、自分のウェブサイトで経済学を素材にしたEconomic Principalsというコラムを執筆している。著書にBecause They Could :The Harvardー Russia Scandal(and NATO Expansion) after Twenty-Five Years, Economic Principals: Masters and Marvericks of Modern Economics.

上記内容は本書刊行時のものです。