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LOONSHOTS<ルーンショット> サフィ・バーコール(著/文) - 日経BP
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LOONSHOTS<ルーンショット> (ルーンショット) クレイジーを最高のイノベーションにする (クレイジーヲサイコウノイノベーションニスル)

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発行:日経BP
四六判
504ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-8222-8863-1   COPY
ISBN 13
9784822288631   COPY
ISBN 10h
4-8222-8863-3   COPY
ISBN 10
4822288633   COPY
出版者記号
8222   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年1月10日
最終更新日
2020年1月10日
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書評掲載情報

2020-03-28 日本経済新聞  朝刊
評者: 藤原裕之(日本リサーチ総合研究所主任研究員)
2020-02-15 朝日新聞  朝刊
評者: 梶山寿子(ジャーナリスト)
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紹介

★ビル・ゲイツ、ダニエル・カーネマン絶賛!
★「とてつもなく、とんでもない本」米倉誠一郎・一橋大学名誉教授
★WSJベストセラー、フィナンシャルタイムズ『ベスト・ビジネスブック2019』
など米欧メディアの『ビジネス必読本』に相次ぎ選出!

ルーンショットとは、「誰からも相手にされず、クレイジーと思われるが、
実は世の中を変えるような画期的アイデアやプロジェクト」を指します。
斬新なアイデア(ルーンショット)を次々と生み出していた組織が、
ある時期から突然、そうしたアイデアを逆に潰すようになってしまう。
企業ではよくある変化です。その原因は、どこにあるのか。
物理学者でバイオベンチャー起業家でもある著者のサフィ・バーコールは、
熱力学の「相転移(そうてんい)」の考え方を用いてこの集団行動の謎をひも解きます。
水の分子は常温(液体の「相(そう)」)だと活発に動き回りますが、
氷点下になると氷(固体の「相(そう)」)になり、動きを止めて整列します。
つまり、摂氏0度を境に「相」が変わるわけです。そのことを相転移と言います。
相転移の要因は、温度です。相が転移すると分子の振る舞いが一変します。
組織も同じように、いくつかの要因(水の場合の「温度」に相当する)によって、
「ルーンショットの相」から「斬新なアイデアを潰す相」へと「相」が転移し、
組織メンバーの振る舞いが一変します(水分子の振る舞いが一変したように)。
実は、相転移が見られるのは、水などの物質や企業だけでなく、
戦争、テロ、ロックコンサート、渋滞、火災など、様々な現象に現れます。
「相転移の科学」がすばらしいのは、相転移を引き起こす要因がわかれば、
相転移が起きる時期の予測や、転移の防止が可能になることです。
本書では、人の組織の相転移と、その制御方法をわかりやく解説しています。

目次

LOONSHOTS<ルーンショット>の目次

■第1章:ルーンショットが導いた大戦の勝利 
・境界を生きる
■第2章:ルーンショットの驚くべき脆さ 
・遠藤章と心臓病
■第3章:2種類のルーンショット──トリップとクランドール 
・ジェットエンジンとフリークエントフライヤー
■第4章:エドウィン・ランドと「モーゼの罠」 
・リーダーが聖なるルーンショットを選ぶとき
■第5章:「モーゼの罠」の回避 
・バズ・ライトイヤーとウッディの功績
■第6章:相転移Ⅰ──結婚、森林火災、テロリスト 
・段階的な移行から突然の変化へ
■第7章:相転移Ⅱ──マジックナンバー1 5 0 
・なぜ規模が重要か
■第8章:四つ目のルール 
・マジックナンバーを増やす
■第9章:なぜ世界は英語を話すのか
■おわりに
・ルーンショットとディスラプション
■解説 米倉誠一郎(法政大学大学院教授・一橋大学名誉教授)

著者プロフィール

サフィ・バーコール  (サフィバーコール)  (著/文

物理学者(両親も物理学者)であり、バイオテク起業家。ハーバード大学を最優等で卒業。スタンフォード大学で博士号。マッキンゼーでコンサルタントとして3年働いた後、抗がん剤を開発するバイオテク企業を共同創業。IPOを実現し、CEOを13年務める。2008年、E&Yニューイングランド・バイオテクノロジー・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれる。2011年、科学顧問としてオバマ大統領の諮問機関(PCAST)に招聘され、米国の科学研究の未来に関する提言をまとめた。2人の子ども、妻と、マサチューセッツ州ケンブリッジに在住。本書は、初の著書。

三木 俊哉  (ミキトシヤ)  (翻訳

京都大学法学部卒業。会社員を経て産業・出版翻訳者。訳書に『ストレッチ』(海と月社)、『スノーデンファイル』(日経BP)、『神経ハイジャック』(英治出版)など。

上記内容は本書刊行時のものです。