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鉄腕アトムのような医師 高尾 洋之(著/文) - 日経BP
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鉄腕アトムのような医師 (テツワンアトムノヨウナイシ) AIとスマホが変える日本の医療 (エーアイトスマホガカエルニホンノイリョウ)

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発行:日経BP
四六判
定価 1,200円+税
ISBN
978-4-8222-5953-2   COPY
ISBN 13
9784822259532   COPY
ISBN 10h
4-8222-5953-6   COPY
ISBN 10
4822259536   COPY
出版者記号
8222   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年10月6日
最終更新日
2017年10月6日
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書評掲載情報

2017-12-02 日本経済新聞  朝刊
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紹介

AI・スマホ・ロボットを使う未来医療を紹介
日本が目指すは“鉄腕アトムのような医師”

 日本は「超高齢化社会」で世界の先頭を走っており、医療改革は待ったなし。
そこで注目されているのが人工知能(AI)やICT、IoT、ロボットです。こうしたテクノロジーによって私たちの医療はどのように変わるのでしょうか。

 まず大きな波として「遠隔医療」があります。テレビ会議のように医師に診察してもらえれば、移動が困難な人にも、忙しいビジネスパーソンにもメリットがあります。
現状は法律の壁に阻まれていますが、今後はもっと広まるでしょう。

 次に「PHR(パーソナルヘルスレコード)」があります。これは、個人の医療情報や健康情報を、個人のスマホやクラウドなどに格納し、個人も医師も介護士を利活用できるようにするものです。
救急患者の治療に役立つほか、検査のムダなどを減らすことができると期待されています。

 医療は他人ごとではありません。制度を整えるのは国の仕事かもしれませんが、一人ひとりが「これからの医療」に興味を持ち、必要なら声を上げていくことも必要でしょう。
未来の医療を良くしていくあなたです。ぜひ本書をきっかけに未来の医療を考えてほしいと思います。

目次

【第1章 スマホのように広がるICT医療】
「鉄腕アトムのような医師」が人々を救う
ICTとスマホで世界をリードしていく
ICT医療のカギはアプリにあり
私たちにとってのメリットとは
「AI」という言葉の独り歩き
AIを飛躍的に発展させたディープラーニング

【第2章 PHR ~個人の健康情報は誰のもの?~】
個人の医療情報をクラウドに記録
医療情報をスマホに入れて持ち運ぶ
PHRを巡る日本政府の構想
世界中がPHRに取り組んでいる
PHR実現の課題
情報銀行という考え方

【第3章 遠隔医療 ~目の前にお医者さんがいなくても~】
遠隔診療を巡る日本の制度
今が大きな変革の時
薬の処方も遠隔化する?
医師間の遠隔医療は着々と進んでいる
救急搬送時にAIが活躍
慢性期を支える遠隔医療
健康をトータルで守っていく

【第4章 スマホで病院が変わる、医師の働き方が変わる】
「通話禁止」は過去のもの
スマホが看護師の働き方を変えた
院内でも快適に動画が見られる時代に
大きな病院でも迷わない
医師の働き方も変わってきた
電話帳のクラウド化で予想外のメリットも
スマホが落ちない白衣

【第5章 安心して利用できる病院を目指して】
スマホに必要なセキュリティ対策
個人デバイス利用の是非
「うちなんか狙われないよ」から「どうしてうちが?」
セキュリティ対策は投資なのか?

【第6章 医療機器開発に立ちはだかる壁】
身近になってきたウエアラブルデバイス
デバイス開発を国が支援
病院と連携できるウエアラブルデバイス
うつ病や認知症の重症化を防ぐメガネ
医療機器認可のハードル
保険診療の対象になれるか
産学連携に現れた波紋

【第7章 あなたが認知症になる日】
認知症は他人事ではいられない
根本的な治療策は存在しない
誤診の多い認知症診断
非専門医でも適切な診断が可能に
専門医の診断がAIを鍛える
ロボットが認知症をケア
患者が迷子にならないICT

【第8章 チームによる地域ケア】
これからの日本に必要な体制
地域包括ケア定着のカギは?
充実した情報が地域ケアを支える

【第9章 スポーツもICT医療が支える】
脳震盪を軽視してはいけない
コンタクトスポーツをしてはいけない?
ICTが日本のスポーツを強くする

【第10章 鉄腕アトムのような医師】
病気になる前に治療
定期的な検診で病気を見つけ出す
医療で生かされる画像分析
AIが病気の相談に乗ってくれる
AIの強み
ICT医療はすぐそこにある

上記内容は本書刊行時のものです。