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リアル店舗の逆襲~対アマゾンのAI戦略~
- 書店発売日
- 2018年6月1日
- 登録日
- 2018年5月21日
- 最終更新日
- 2018年5月21日
紹介
人工知能(AI)活用で流通業の地殻変動が始まった!
先端事例を通してAI活用の実像と戦略に迫る
米アマゾン・ドット・コムを筆頭に、国内外のEC企業が、
垣根を越えてリアル店舗を持つ流通・小売業界に侵攻し始めた。
それに対抗し、日本企業は人工知能(AI)を活用して逆襲を開始した。
主導権を握るのは地場企業だ。
その主役が、新店舗「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」に
700台のAIカメラを導入したトライアルホールディングス(福岡市)、
地域の課題をAIで解決するAIアプリを開発すると共に、店舗のAI活用を
加速させているサツドラホールディングス(札幌市)である。
本書では、2社の取り組みを通してAI活用の実像と戦略を明らかにすると共に、
日本の流通・小売業で起きている地殻変動の最前線を追った。
執筆陣は、リテールAI研究会で活動するメーカー、卸売業、小売業の実務担当者。
それぞれの業界で、本来ならば競合関係にある各社がオープンイノベーションの
発想でノウハウを持ち寄り、活動の成果をとりまとめた一冊である。
研究会として、AIで流通の自動化を実現するためのレベルを定義した
「Retail AIレベル5」も提案している。
目次
はじめに(リテールAI研究会代表理事・田中 雄策)
プロローグ:地場から始まった日本最先端のリテールAI
(HORI PARTNERS代表・堀 純一郎)
第1章 店舗編
1-1 店舗がAIの壮大な実験場に
(トライアルホールディングス副会長・西川 晋二)
1-2 AIカメラによるデジタルマーケティング
(トライアルホールディングスCTO・松下 伸行)
1-3 リテール×地域×AIが生み出すイノベーション
(サツドラホールディングス代表取締役社長・富山 浩樹)
インタビュー:
トライアルホールディングス代表取締役会長 永田 久男氏
「AIは産業構造を一変させる、その影響力を経営者に伝えていきたい」
第2章 メーカー編
2-1 リテールAIのメーカーへのインパクト
(サントリー酒類・中村 直人)
2-2 日用品店頭実験で見えてきたもの
(リテールAI研究会日用品分科会・今村 修一郎)
コラム:リテールにおけるAIを活用した
デジタルマーケティングのインパクト(Remmo CEO・粥川 直人)
第3章 卸売業編(リテールAI研究会卸売分科会)
3-1 卸売業の課題を解決するAI
3-2 物流センターへのAIの適用・
3-3 卸営業で活躍するAI
コラム:リテールAIの意義と可能性
(慶應義塾大学経済学部教授 兼
理化学研究所AIPセンターチームリーダー・星野 崇宏)・
おわりに(リテールAI研究会代表理事・田中 雄策)
上記内容は本書刊行時のものです。