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ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則
- 書店発売日
- 2018年4月13日
- 登録日
- 2018年3月23日
- 最終更新日
- 2018年3月23日
書評掲載情報
2018-05-26 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
子どもたちを真のデジタルネイティブである「クリエイティブ・シンカー」(創造的思考力・発想力を身に付けた人)に育てるにはどうしたらよいのか――。
そのために、大人たちはどのように振る舞えばよいのか――。
プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」の開発者が世に問う、人生100年時代の新しい教育論。
世界が、子供だけでなくすべての人にとっての創造的な思考と学びの大切さについて理解し始めるにつれ、メディアラボにおけるミッチの役割とライフロング・キンダーガーテン・グループの取り組みは、ますます重要になっています。
(中略)
ミッチが掲げる4つのPの原則(Projects, Passion, Peers, Play)は、メディアラボの大学院生の教育プログラムはもとより、世界中で数百万の子供たちが利用しているプログラミング環境(言語でありコミュニティでもある)スクラッチ(Scratch)の基盤となる考え方です。
(中略)
私の願いは、この本が「急速に変貌する世界で生き残るためのコンパス」としての役割
を果たすことです。
――日本語版序文より
この本は、子供、学び、創造性を気にかける人たち、子供たちのために玩具やアクティビティを選ぼうとしている保護者たち、生徒が学ぶ新しい方法を探している教育者たち、新しい教育体制を取り込もうとしている学校管理者たち、子供のための新しい製品やアクティビティを生み出そうとしている開発者たち、あるいは単純に子供、学び、そして創造性に興味を持つ人たちに向けて書かれています。
――第1章 創造的な学びより
目次
日本語版序文 伊藤 穰一
序文 ケン・ロビンソン
第1章 創造的な学び
A学生からX学生へ
ライフロング・キンダーガーテン(生涯幼稚園)
クリエイティブ・ラーニング・スパイラル
4つの基本原則にチャンスを
創造性についての誤解
技術に対する葛藤と矛盾
自分の声で:他リーン
第2章 プロジェクト(Projects)
メイカーたち
メイキングを通した学習
考えるための玩具
スクリーン上の創造性
流暢に表現できる能力
知識に対する葛藤と矛盾
自分の声で: ジョレン
第3章 情熱(Passion)
興味を持って作り上げる
広い壁
ハードファン
ゲーミフィケーション(ゲーム化)
パーソナライゼーション(学びの個別化)
構造に対する葛藤と矛盾
自分の声で:ジャリサ
第4章 仲間(Peers)
ロダンを超えて
学習コミュニティ
開放性
ケアの文化
教えること
専門知識に対する葛藤と矛盾
自分の声で:ナタリー
第5章 遊び(Play)
遊び心
ベビーサークルと遊び場
ティンカリング
多くの道筋と多くのスタイル
トライ、何度でもトライ
自分の声で: ジミー
第6章 創造的な社会
100の言葉
学習者のための10のヒント
親と教師のための10のヒント
デザイナーと開発者のための10のヒント
ライフロング・キンダーガーテンへの道
補章 創造的な学びの体験
創造的な学びについてさらに理解を深めるためのオンライン講座
「ラーニング・クリエイティブ・ラーニング」 村井 裕実子
参加者の主体性に基づく、
変化を前提としたScratchワークショップの実践 阿部 和広
さらなる文献とリソース
謝辞
上記内容は本書刊行時のものです。