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WE ARE DATA アルゴリズムが「私」を決める ジョン・チェニー=リッポルド(著/文) - 日経BP
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WE ARE DATA アルゴリズムが「私」を決める (ウイアーデータアルゴリズムガワタシヲキメル)

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発行:日経BP
四六判
456ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-8222-5542-8   COPY
ISBN 13
9784822255428   COPY
ISBN 10h
4-8222-5542-5   COPY
ISBN 10
4822255425   COPY
出版者記号
8222   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年4月5日
最終更新日
2018年4月5日
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紹介

Googleが知ってる〝あなた〟は誰?

検索履歴やスマホの位置情報から自動的に生成され、
刻々と変貌しながらデジタル空間をさまよう「データの幽霊」
(=デジタル・アイデンティティー)の正体に迫る!


アルゴリズム解析を前にすると、「私たちが何者なのか?」という問いは、「コンピューターは私たちを何者だと言っているか?」という問いに等しくなる。アルゴリズムによって「セレブリティー」とされたり「信用できない」とされたりするのと同じように、生身の個人としての自分を無視された私たちは、自らの生をコントロールできなくなる……。[序章より]


……著者は述べる。「私たちは、私たちの実在がもっぱらデータである世界に生きているわけではなく、私たちの実在がデータによって拡張される世界に生きている。つまり、私たちはすでにデータでできている。…テクノロジー派未来主義者の言うシンギュラリティーは決して訪れない。なぜなら、すでにここにあるからだ。」
 肉体の死を超えて、自我や意識がサイバー空間の中で「生き続ける」というファンタジーは、すでにデータとなって漂流している私たち自身の迷妄である。ひとつだけ確かなことは、私たちが実在の死を迎えても、私たちの個人データはサイバー空間を漂い続けるということだ。[武邑光裕氏・解説より]

目次

序章
第1章 カテゴリー化――データを使える形にする
第2章 管理――アルゴリズムはあなたを捕まえる
第3章 主体性――あなたは何者だと思われているか
第4章 プライバシー――命懸けの要求
まとめ コンピューターの中の幽霊
解説 武邑光裕

著者プロフィール

ジョン・チェニー=リッポルド  (ジョンチェニーリッポルド)  (著/文

ジョン・チェニー=リッポルド(John Cheney-Lippold) 米国ミシガン大学アメリカ文化学部デジタル研究分野の准教授で、デジタル市民権、アイデンティティーとプライバシー、監視社会についての講義を担当し、インターネット、カルチュラル・スタディーズ、コードとアルゴリズム研究を専門とする。研究論文に“A New Algorithmic Identity: Soft Biopolitics and the Modulation of Control”(「アルゴリズムによる新たなアイデンティティー:ソフトな生政治と調整型支配」、2011年12月)など。

高取 芳彦  (タカトリヨシヒコ)  (翻訳

1982 年、神奈川県生まれ。ニュース記事を中心に翻訳・編集を手がける。訳書に『伝説のハッカーが教える 超監視社会で身をまもる方法』『ビジネス・フォー・パンクス』(ともに日経BP社)、『共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ』(共訳、集英社)など。

武邑 光裕  (タケムラミツヒロ)  (解説

メディア美学者。QON Inc. ベルリン支局長。1954年生まれ。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、VR からインターネットの黎明期、現代のソーシャルメディアからAI にいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたてーデジタル・アーカイブの文化経済』〈東京大学出版会〉で、第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。2017年、Center for the Study of Digital Life(NYC)フェロー に就任。現在ベルリン在住。

上記内容は本書刊行時のものです。