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冷戦後の国連安全保障体制と文民の保護 清水 奈名子(著/文) - 日本経済評論社
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冷戦後の国連安全保障体制と文民の保護 (レイセンゴノコクレンアンゼンホショウタイセイトブンミンノホゴ) 多主体間主義による規範的秩序の模索

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A5判
縦220mm
245ページ
定価 4,800円+税
ISBN
978-4-8188-2153-8   COPY
ISBN 13
9784818821538   COPY
ISBN 10h
4-8188-2153-5   COPY
ISBN 10
4818821535   COPY
出版者記号
8188   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2011年3月
書店発売日
登録日
2015年12月16日
最終更新日
2015年12月16日
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紹介

武力紛争下の文民の保護が、なぜ国連安保理で注目されるようになったのか。その背後にある多様な主体の協働に焦点をあてながら、冷戦の終焉後20年の間に積み上げられてきた議論を読み解く。

目次

序 章 文民の保護への注目をめぐる問い
1 本書の主題
2 基本的な用語の定義
   ――国連安全保障体制/文民/保護
3 多国間主義から多主体間主義へ
   ――マルティラテラリズムの新展開
4 多主体間主義と規範的な秩序
5 国連における多主体間主義の定義
6 議論の構成

第1章 1990年代の平和維持活動の教訓
     ――文民の保護という課題

1 冷戦直後の平和維持活動の増加と新たな脅威
2 「民族浄化」と平和維持活動
   ――国連保護軍(UNPROFOR)
3 ジェノサイドと平和維持活動
   ――国連ルワンダ支援団(UNAMIR)
4 政治的意思という問題
   ――文民の保護と国益の非連続性
5 「新しい戦争」における文民への加害行為
6 平和維持と平和強制との関係の見直し
   ――武力行使の授権と文民の保護

第2章 文民の保護任務の一般化と加盟国の規範意識

1 安保理における議題化
2 初めての任務化と一般化
3 「保護する責任」論と加盟国の規範意識
4 規範意識と実行の不連続性――ダルフール危機

第3章 背景要因としての多主体間主義

1 国連機関による安保理への関与
2 NGOと国連安全保障体制
3 文民の保護と国連における多主体間主義
4 多主体間主義による文民の保護とその課題

終 章 多主体間主義による安全保障体制
    ――文民の保護をめぐる可能性と課題

1 多主体間主義による安全保障体制の意義
2 国連安全保障体制と文民の保護をめぐる課題
3 規範的な秩序構想と触媒としての国連システム
4 研究上の課題

巻末資料 主要な多機能型平和維持活動の任務権限

参考資料および主要論文・文献一覧
あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。