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走る高齢者たち オールドランナーズヒストリー 福田 玲三(著) - 梨の木舎
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走る高齢者たち オールドランナーズヒストリー 学徒出陣・ JSP(降伏日本軍人)・復員・国労書記・詩人・ランナー

発行:梨の木舎
A5判
188ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-8166-2006-5
Cコード
C0021
一般 単行本 日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年7月1日
書店発売日
登録日
2020年6月12日
最終更新日
2020年7月9日
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目次

はじめに~スイス・ローザンヌマラソン大会に参加して

わたしの前半生 ︱︱生いたち・兵役・JSP・復員……

1 生い立ち
2 兵役
3 JSP(日本降伏軍人)としてマレー半島で労役
4 復員・国労書記・国鉄詩人連盟

わたしの後半生 ︱︱平和だから走れる・走る喜び「完全護憲の会」と遅咲きのランナー

1「完全護憲の会」の設立 ︱︱90歳から
2 マラソン詩集 ︱︱55歳から82歳までの作品
3 ホノルルマラソン報告 (2016年12月)
4 最高齢ランナーを訪ねて

中野陽子さん(84歳)~さわやか市民ランナー
阿南重継さん(95歳)~2つのギネス認定証
鈴木金作さん (94歳)~地域に根差したマラソン人生
吉田隆一さん (91歳)~走れる幸せに感謝
出島義男さん(98歳)~マラソン人生 いろは歌
永田光司さん(99歳)~700回を超える大会出場
塩田富治さん(93歳)~ホノルルマラソン“炎のランナー”
参考文献・資料

あとがきに代えて ~96歳・がんを克服し歩行も再開

前書きなど

(「はじめに」より)
スイス西部、レマン湖の北岸にある観光・保養都市ローザンヌ。この地で2018年10月28日に行われたローザンヌマラソンは最悪の気象条件下だった。当日朝の気温は°5C、みぞれが降っていた。日本から同伴してくれた長女と一緒に、現地に住む次女の夫にスタート地点まで送ってもらい車を降りるとき、みぞれは一段と激しくなってきた。
 木陰で雨をしのぎ、防寒用のオーバーは着たまま、その上にレインコートを羽織った。傍らのランナーたちを見ると、オーバーで隠れた背中のゼッケンをズボンに移している。「いまさら手間のかかることを…」と思いながら、私も慎重を期して、娘に手伝ってもらい、ゼッケンを背中から脚に移す。頭には毛の帽子、首には白いタオルを巻き、手には毛糸の手袋、これでノルデックポールを握る。完走したい!
・・・(中略)・・・
 雨は復路のころには上がり、気温も高まった。湖畔のベンチから波静かなレマン湖を眺め、心安らかなひと時に我を忘れた。こうして国内外のマラソン大会に参加できるのも、大きな戦争がないからだと思わずにはいられなかった。人生100年時代といわれる今、走り、歩く喜びをともに分かち合いたい。その思いを伝えたくて一冊の本にまとめ、共に戦争の時代を生き抜いた全国各地の最高齢ランナーの記録も載せた。お金を掛けないで健康を願っている人たちへのヒントになれば、無上の喜びだ。人々に感謝し、歩くことは万病の薬と念じながら、私は今日も歩き、その途中で筋トレに励んでいる。2020年東京オリンピックは新型コロナウイルスが世界的な広がりをみせて感染・拡大した影響でパラリンピックを含め今年夏の開催が来年夏に延期されたが、平和があってこそのオリンピックだ。「はじめに」の最後に生存している戦場体験者の一人として、「平和だからこそ走れる」ということ一言を明記しておきたい。

著者プロフィール

福田 玲三  (フクダ レイゾウ)  (

1923年11月29日生まれ、96歳。岡山県津山市出身。
学歴
 大阪外国語学校(現大阪大学外国語学部)フランス科卒
兵歴
 1943年 学徒出陣で入営
 1947年11月 南方より帰国、復員
職歴
 1949年 国鉄労働組合に書記として就職
 1984年 定年退職

上記内容は本書刊行時のものです。