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ラケットはつくれない、もうつくれない 戦時下、下町職人の記憶
A5判
250ページ
並製
価格
2,000円+税
- ISBN
- 978-4-8166-1806-2
- Cコード
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C0091
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一般 単行本 日本文学総記
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年11月15日
- 書店発売日
- 2018年11月30日
- 登録日
- 2018年10月25日
- 最終更新日
- 2019年3月8日
紹介
戦争が起こり、ラケット作りの技術が人を殺すための道具作りに使われた・・・。
ラケット職人の家族、著者自身の両親と兄が体験した戦時下と戦後の物語。
目次
1 町工場街の子どもたち《1936年(昭和11年)小学校入学》
2 ラケット工場
3 国家総動員法《1937-40(昭和12-5年)小学校2-5年》
4 足で泣く
5 土足の泥
6 留守を守る
7 知人たちの出征《1941年(昭和16年)小学校6年生》《1942年-43年(昭和17年-18年)中学校入学-2年生》
8 我が家で勤労動員《1944年(昭和19年)中等学校3年生》
9 大空襲《1945年(昭和20年)3月 中等学校3-4年生》
10 父さんのふるさと《1945年-47年(昭和20年-22年)中等学校4年生-5年生、卒業》
11 再会《2015年(平成27年)85歳》
あとがき
この本を手にとってくださったあなたへ きどのりこ
前書きなど
この物語の舞台になった東京荒川区尾久町は小さな町工場がたくさん並び、職人たちの町として栄えていました。
それが国家総動員法(1938年)により、軍から命令された軍需品を作るように変わりました。(著者あとがきより)
上記内容は本書刊行時のものです。