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シニアのための口腔ケア 岡田 弥生(著) - 梨の木舎
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シニアのための口腔ケア (シニアノタメノコウクウケア) いつでもどこでもブクブクうがい (イツデモドコデモブクブクウガイ)

医学
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発行:梨の木舎
四六判
146ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-8166-1803-1   COPY
ISBN 13
9784816618031   COPY
ISBN 10h
4-8166-1803-1   COPY
ISBN 10
4816618031   COPY
出版者記号
8166   COPY
Cコード
C0047  
0:一般 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年7月
書店発売日
登録日
2018年6月29日
最終更新日
2019年3月8日
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紹介

口腔ケアは歯磨きだけではありません。
笑うことも、「いただきま~す」も口腔ケアです。
そして切り札はブクブクうがい!
やがて介護される人、する人に知ってほしい51項目。

目次

食べる意欲は生きる意欲
 1 食べることは人生を彩る歓び
 2 食べる意欲は生きる意欲
 3 口から食べられなくなったら?
 4 口から空気と食物を取り入れます
 5 口はその人らしさを表す個性的な器官
 6 脳の活性化は手と口を使って
 7 今日が一番若い

飲み込み(嚥下)のメカニズム
 8 誤嚥性肺炎は口腔ケアでリスクが軽減できます
 9 誤飲と誤嚥
 10 飲み込むときは気道を閉鎖する
 11 飲み込み(嚥下)メカニズム
 12 のどを持ち上げることは、加齢と共に難儀になる
 13 安全な飲み込みには、姿勢が大切です
 14 むせのない誤嚥ー無症候性誤嚥は危険
 15 胃ろうでも口から食べられます
 16 嚥下リハビリテーション
 17 嚥下力を高める口腔ケア

安全な飲み込み(嚥下)のために
 18 咽頭通過を安全に行うために
 19 嚥下しやすいものを選んで口に入れる
 20 調理を工夫しましょう
 21 好きなものおいしいものなら食べられる
 22 咀嚼は歯だけで行っているのではありません
 23 唾液は命の水、安全な飲み込みのためにも大切です
 24 唾液の中には、免疫抗体、リゾチームやラクトフェリン、さまざまなホルモン等があります
 25 薬は唾液の分泌を抑える
 26 食べること、飲み込むことに集中しましょう

歯があるほうが良い 自分の歯をできるだけ残すために
 27 鏡で口の中を見てみましょう
 28 歯を磨く目的は、年とともに変わります 子どもは虫歯予防、大人は歯周病予防、高齢者は肺炎予防
 29 「ながら磨き」をお勧めします
 30 歯は食器です。食器(=入れ歯)は毎食後洗いましょう
 31 歯周病は、糖尿病との関連が明らかになりつつあります
 32 人生は歯のようなもの
 33 よく噛んで食べることは、高齢者にはとくに大切です
 34 入れ歯を入れたら歩けるようになった!
 35 歯科医の選び方、付き合い方
 36 万人に良い歯科医はいない 歯医者選びは配偶者選びと同じくらい慎重に選んだら育てていくことも大切です

歯があってもなくても口腔ケア
 37 口腔ケアは歯磨きだけではありません
 38 笑うことも口腔ケアです 呼吸筋と口腔周囲筋を鍛えます
 39 ブクブクうがいは口腔ケアの切り札
 40 生活すること全てが口腔ケア
 41 「いただきま~す」も口腔ケア
 42 口輪筋を鍛えましょう
 43 「健口体操」と水分摂取
 44 「あいうべ体操」
 45 長息で、長生き 息を長くして、長生きしましょう

ターミナルケアと口腔ケア
 46 食べられなくなるのは自然なこと
 47 介護はマイナスをプラスに変える力をもっています
 48 本当は必要な訪問歯科診療
 49 介護施設の提携歯科医院と利用者の選択
 50 納得のいくケアをうけるために
 51 大切なものに囲まれて旅立ちたい

前書きなど

 歯科医としては異端、だからこそお伝えしたいのです。通常の歯科治療を10余年経験した後、保健所に入り(ここでも異端でしたが)、歯科医療ををピンからキリまで見ました。一方で、患者の望みも多種多様、誤解や過信もあると感じました。歯科医院のセールストークに引っかかるくらいなら行かないほうが良い、でも、あなたにとって行く価値のある歯科医院を早く見つけて、歯を大切にしてほしいのです
 歯医者も配偶者も、取り換えれば幸せになるとは限らないし、なしでも生きていけます。しかし、歯には生涯添い遂げてほしいものです。歯との、歯科医院とのパートナーシップを、ずっと考えてきました。共に生きる。一生、自分の歯と共に、常在菌と共に。歯とも歯医者とも折り合いをつけてうまく付き合っていきたいものです。自分の歯に、身体に責任を持ち、労り慈しんで欲しいと思います。
 歯科医なら皆同じという建前で、保険診療や行政サービスは成り立っています。ある程度は同じでないと困りますが、腕の良い歯科医と、そうでない歯科医と、いろいろです。集団検診の利権構造を変えたくて、利権社会に一石を投じるつもりで起業しましたが、世の中を変えるのは難しいと痛感しています。
 人生で後戻りはできない、過去には戻れないのだから、今ここから始めるしかありません。元気だった親の介護が降りかかってくるのもシニア世代です。全く縁がなかった医療や介護の現場に直面して、初めて知ることもあるのではないでしょうか。壁にぶつかった時が視点を変えるチャンス、口腔ケア次第で、老後の食生活が変わることを次の世代にも伝えたいものです

 健康は口から。幸せも口からです。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

著者プロフィール

岡田 弥生  (オカダ ヤヨイ)  (

岡田弥生
1954年愛知県岡崎市生まれ。
東京医科歯科大学歯学部、名古屋大学大学院医学研究科(口腔外科学専攻)卒業。
受け手の側から歯科医療を良くしていくことを目指して「草の根歯科研究会」を主宰。
杉並区の保健所に勤務。早期退職後、健診クリニックを開設するが、保険非適用・訪問専門のため、
歯科医院で非常勤によるの保険診療を行っている。

主な著書
『おいしく・生きる』
『高齢期の口腔ケア』
『むし歯ってみがけばとまるんだヨー削って詰めるなんてもったいない!』

上記内容は本書刊行時のものです。