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シンガポール
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年2月
- 書店発売日
- 2016年2月20日
- 登録日
- 2016年3月17日
- 最終更新日
- 2019年3月8日
紹介
シンガポールは多民族国家、熱帯の工業都市、国際都市だ。ところで、日本が占領した3年半の間に、日本がこの国にしたことを、知っていますか。見て聞いて歩いて、アジアの隣人との関係を考えてみよう。
目次
1章 シンガポールを知りたい
1 「国語」を模索し続ける国
2 外国人労働力に頼る経済発展
3 発端は工業化の成功だった――工業立国の「救いの神」となった石川島播磨と三菱重工
4 中継貿易の衰退と観光業の振興
5 観光戦略の要は?―MICE! ――国際会議場や見本市の整備と誘致
6 投資国家化するシンガポール
7 国内治安法とマスコミ
8 厳しい選択課程の教育制度
2章 シンガポール史の中の日本
1 シンガポール略史 ――早くからあった日本とのつながり
2 シンガポール空襲からマレー沖海戦の「大勝利」へ
3 「大検証 」―― 日本軍による華僑虐殺
4 「 昭南島」の人びとの暮らし ――昭南神社・最敬礼・奉納金
5 日本の降伏――連合国の戦犯裁判
6 BC級戦犯裁判とは?
7 血債問題――遅れて掘り起こされた過去
8 第2次世界大戦――歴史教科書の記述
9 住民殺害を正当化できますか?
3章 エリアガイド
(1)シティ・中心部
1 訪ねるたびに変貌を続ける街
2 ボタニック ガーデンBotanic Gardens(植物園)と「初代ゴムの樹」記念碑
3 軍政下の「昭南時代」―日本語が必修?!
4 晩晴園―南国の孫文記念館
5 戦後50年に政府が建てた記念碑
(2)チャンギ・東部地区
1 現在――チャンギ空港をひかえる住宅地
2 ウビン島上陸は陽動作戦
3 日本人墓地公園(The Japanese Cemetery Park)
戦後50年に政府が建てた記念碑 ・その2
(3)ブキティマ・北西部地区
1 現在――かつての激戦地、いまは自然保護区 ○ブキティマ地区の地図
2 戦時中――日本の上陸作戦ー 熾烈な攻防戦
3 暗黒の「昭南時代」 ―旧フォード工場記念館 Memories at OLD FORD FACTORY
4 戦後50年に政府が建てた記念碑・その3
(4)ジュロン・南西部地区
1 現在 赤道直下の工業地帯発祥の地―― 増え続ける埋め立て地
2 日本軍の上陸地点に残る傷跡
3 キャンパスライフ
4 戦後50年に政府が建てた記念碑 ・その4
(5)セントーサ島地区
1 戦跡の島につくられたアミューズメント・パーク
コラム シンガポールの新聞が見た日本 ①「非 軍事部門で先駆的な取組みを」
コラム シンガポールの新聞が見た日本 ②「正しい理解をもって共生することだ」
(6)お隣りへ
1 マレーシア・ジョホール州へ、サクっと国境を越えて
2 日帰り周遊の旅――セカンドリンクをわたってジョホール州(JOHOR)南部へ
3 ビンタン島――巨大な総合リゾート
旅を続けるあなたへ――歩く・見る・考える 高島伸欣
参考文献
シンガポール史略年表
あとがき
索引
上記内容は本書刊行時のものです。