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境界知能の子どもたち 宮口幸治(著/文) - SBクリエイティブ
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境界知能の子どもたち (キョウカイチノウノコドモタチ) 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (アイキュー イジョウ ミマンノイキヅラサ)

新書
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新書判
208ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-8156-0993-1   COPY
ISBN 13
9784815609931   COPY
ISBN 10h
4-8156-0993-4   COPY
ISBN 10
4815609934   COPY
出版者記号
8156   COPY
Cコード
C0236  
0:一般 2:新書 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年2月10日
最終更新日
2024年1月24日
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紹介

境界知能の子どもたちは、一見すると普通の子に見えます。
もしも、みなさんの知り合いに境界知能のお子さんがおられたとしても、まず気づかないと思います。その子に道で出会ったら、あいさつを交わして会話も成り立って、困っている子には見えないはずです。あるいは、わが子が境界知能の場合でも、客観的には普通の子に見えるのではないでしょうか。
「普通」の子に見えるのに、「普通」ができない――これは、境界知能の子だけではなく、軽度知的障害の子にも当てはまる場合があります。知的障害でも「軽度」というところがポイントで、一見すると普通の子に見えて、見過ごされてしまうケースがあるのです。本書では、「境界知能の子どもたち」と銘打っていますが、その内容は軽度知的障害の子にも当てはまる部分は大いにあります。

・授業についていけない
・友達とうまくつき合えない
・感情コントロールが下手
……そんな困りごとがあれば、子ども本人のやる気や性格のせいだと片づけるのは早計かもしれません。
この本を手に取った方は、境界知能の子どもの親御さんや、クラスに「気になる子ども」のいる学校の先生、あるいは福祉や心理など特別支援教育の関係者の方が多いかと思います。
親や教師、周囲にいる大人は、その子のしんどさ、そしてしんどさの背景にある認知機能の問題に気づいてあげてほしいのです。
(「はじめに」より)

目次

第1章 気づかれない「境界知能」と「軽度知的障害」
第2章 知能検査について知る
第3章 教科学習の前になぜ認知機能が大事なのか?
第4章 子どもの可能性はどのように伸ばすのか?

著者プロフィール

宮口幸治  (ミヤグチコウジ)  (著/文

児童精神科医・医学博士。立命館大学総合心理学部・大学院人間科学研究科教授。一般社団法人「日本COG-TR学会」代表理事。臨床心理士。京都大学工学部を卒業し、建設コンサルタント会社に勤務後、神戸大学医学部を卒業。児童精神科医として精神科病院や医療少年院、女子少年院などに勤務し、2016年より立命館大学教授に就任。
子どもたちの認知機能を強化させるトレーニング「コグトレ」を考案。2020年より、コグトレの普及・研究を行う「日本COG-TR 学会」を主宰し、全国で学校教員や施設等支援員らに向けて研修を行っている。
著書に『医者が考案したコグトレ・パズル』シリーズ(小社刊)、『どうしても頑張れない人たち』『ケーキの切れない非行少年たちのカルテ』(ともに新潮新書)、『「立方体が描けない子」の学力を伸ばす』(PHP新書)、『1日5分! 教室で使えるコグトレ』(東洋館出版社)、『コグトレみる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング』(三輪書店)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。