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哀しみがあるから人生は面白い 下重 暁子(著/文) - SBクリエイティブ
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哀しみがあるから人生は面白い (カナシミガアルカラジンセイハオモシロイ)

新書
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新書判
240ページ
定価 880円+税
ISBN
978-4-8156-0477-6   COPY
ISBN 13
9784815604776   COPY
ISBN 10h
4-8156-0477-0   COPY
ISBN 10
4815604770   COPY
出版者記号
8156   COPY
Cコード
C0295  
0:一般 2:新書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年3月7日
最終更新日
2020年7月3日
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紹介

人間は好きなことをやるために生きている!
人間は我慢するためではなく、楽しむために生きている!
人生のゴールは死。笑ってゴールできたらそれでいい。
80代と70代の著者が、老化や骨折、死に方さえも楽しもうと、貪欲に語り尽くす。

二人にかかると、ボケも老化も骨折も介護も死さえも、すべてが楽しみに変換される。
曰く「老化もボケも成長の過程」、「骨折は人に優しくされて嬉しい」、「介護は互いを知りあう最後の時間」、「死に方は生き方。笑ってゴールできればいい」などなど。
「でも人生、そんな楽しいことばかりのはずはない」という反論が聞こえてきそう。
そんな反論も一瞬で吹き飛ばす、愉快で痛快な老いの奥義です。
読めば必ず元気が湧いてきます。

目次

1章 人は好きなことをやるために生きている
――下重流・弘兼流 人生の意味

■人間は自分の好きなことをやるために生きている――弘兼
■人生って大層なものではなく、なるべくしてなっているもの。決断というより成り行きです――下重
■人生設計はなかったけど、ダメな場合のリスクヘッジは取っておいた――弘兼
■人間はやっぱり積み重ねで結果がくるんです――下重
■「つま先立ちであそこに手が届きたいな」という感覚。その積み重ねで高いところまできた――弘兼
■自分の希望を自分で諦めたらダメ。 諦めない、おめでたい人間だけが残るんです――下重
■人間は我慢するためではなく、楽しむために生きている――弘兼
■家事の分担とか、理屈っぽいのは大嫌い。 料理はやりたい人がやればいい――下重


2章 人間のゴールは死。笑ってゴールできたらいい
――下重流・弘兼流 理想の介護・理想の死に方

■ボケは人間の成長の過程――弘兼
■親子とは、実はお互いのことを一番知らない存在――下重
■人間が死ぬ時期は自分で選べるようにしていくべき――弘兼
■老化は成長。その成長の先、ゴールに死があるだけ――弘兼
■年を取るということは、人生をどう完結させるかの瀬戸際にいる――下重
■寒い冬、小雪のなかを喀血(かっけつ)して絶命するのが夢――弘兼
■砂漠の真ん中で砂と一体になって死にたい――下重
■人間のゴールは死。笑ってゴールできたらいい――弘兼
■死に方は生き方。死に方がいい人は格好いい――下重

3章 七〇歳。まだまだこれから
――下重流・弘兼流 人生後半からの逆境の乗り越え方

■喧嘩は、殴られっぱなしで平気な顔をしているのがぼくのやり方――弘兼
■私は柳に風。売られた喧嘩は買わない――下重
■「家族だから、夫婦だから、こうあらねばならない」という考えはまったくない――下重
■マイナス感情には「まあ、いいか」。あらがうよりもすべて受け入れて、逆に楽しむ――弘兼
■どんな状況でも楽しまなければしょうがない。 楽しいことは探せばきっと見つかる――下重
■真面目よりも、いいかげんのほうがいい。 ストレスを溜めないことが一番――弘兼
■なんでも、あまり決めないこと。できる時にやればいい――下重
■これしかないと思わない。ダメだと思わない。心は持ちよう――弘兼
■やっている人にはチャンスは来る。私は八十三だけどこれからだって思っています――下重


4章 人は歳を重ねるほどに自由になる
――下重流・弘兼流 型や年齢に縛られない生き方

■骨折での車椅子体験も初めてのことで全部面白かった――下重
■骨折体験は、笑ってしまう場面が多くて面白かった。 足が細くなってビックリした――弘兼
■健康の秘訣は仕事を辞めないこと。絶対休まないこと――下重
■好き放題、やり放題、飲み放題、食べ放題。健康の秘訣はノンストレス――弘兼
■四八歳から始めたバレエは、健康のためではなく、好きだから。年齢や人目を気にするなんて人生の損――下重
■年齢で人を判断するのは差別である。いくつだって元気でやっていればいい――下重
■大人になっても「うんこ」はこんなに面白い――弘兼
■嫌いな家族と仲の良い友達、どちらを大切にするかは明らか――弘兼
■家族三代が一緒に住むのがいいことだとはまったく思わない――下重
■年を取るほど、自分が幸せなこと以外はどうでもよくなる――弘兼
■年を重ねるほど自由になった。自由になるには不良にならなければ――下重


5章 人は哀しい。だから人生は面白い
――下重流・弘兼流 哀しみの美学

■八三の今でも恋心がちゃんとある。そういうものがなければ生きている甲斐がない――下重
■本当の哀しみや美は、命を賭したところにある――下重
■喜び一〇〇パーセントの人生はない。だから人生は面白い――弘兼
■物語はすべて挫折から始まる。挫折をどう乗り越えるか。そこから人生が始まる――下重
■男は安いプライドが高い。ビりだろうがなんだろうが、そんなことどうだっていい――弘兼
■傷ついたり、面倒くさいのを避けていたら、哀しみなんて一生知ることはできない――下重
■子供が最初にかんじる哀しみは、自分の家庭環境や容姿。そこを乗り越えるから人間はすごい――弘兼
■たそがれていく身に、ひと筋の願いや期待がある。だから『黄昏流星群』が好き――下重
■人間が滅びていく時、哀しみと同時に美しさも感じる――弘兼
■哀しみは美しさ。滅びていくからこそ美しい――下重
■「哀しみは漫画になる」ことを学んだ『人間交差点』――弘兼
■「この女が最後の女だ」と感じる瞬間がくるはず――弘兼
「最後の男は誰だろう」と思っていると楽しい――下重

著者プロフィール

下重 暁子  (シモジュウ アキコ)  (著/文

早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。女性トップアナウンサーとして活躍後、フリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。ジャンルはエッセイ、評論、ノンフィクション、小説と多岐にわたる。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長等を歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長。主な作品に、ベストセラーとなった『家族という病』『極上の孤独』『年齢は捨てなさい』(幻冬舎新書)、『夫婦という他人』(講談社+α新書』など。

弘兼 憲史  (ヒロカネ ケンシ)  (著/文

1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、松下電器産業(現パナソニック)に入社。73年、漫画家を目指して退職し、74年、『風薫る』で漫画家デビュー。その後『人間交差点』で小学館漫画賞、『課長島耕作』で講談社漫画賞、『黄昏流星群』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞し、2007年、紫綬褒章を受章。漫画以外の著書も多数あり、主な著書に『50歳からの「死に方」―残り30年の生き方』(廣済堂出版)、『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』(海竜社)、『弘兼流 60歳からの楽々男メシ』(マガジンハウス)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。