版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
?◉! 哲学の話 朴 一功(著/文) - 京都大学学術出版会
.
学術選書 086

?◉! 哲学の話

四六判
縦189mm 横128mm 厚さ17mm
重さ 360g
316ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8140-0187-3
Cコード
C1310
教養 全集・双書 哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年2月20日
書店発売日
登録日
2018年11月27日
最終更新日
2019年2月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

哲学は私たちの人生に深くかかわる問題を扱い、大学のなかだけで論じられるべきものではない。古代ギリシアに誕生した哲学は多様な意味を担っていた。近世になってデカルトは哲学を一本の木に喩え、その果実は日々の生活にこの上もなく役立つものと考えたが、近代科学の発展とともに、幹の物理学や枝の医学をはじめ、もろもろの学問が次第に<哲学の木>から独立していった。何が残るのか? 現代における哲学の尽きない価値を明らかにする。

目次

読者のみなさんへ

第一話……哲学とは何か―はじめの始まり
1 なぜ問われるのか
2 辞書的意味をこえて
3 求められている意味
4 「哲学とは何か」を考えるために

ちょっと長い間奏 日本語で「哲学」
1 翻訳語としての「哲学」
2 西周の講義
3 「希賢学」から「哲学」へ
4 「哲学」と「理学」
5 西周以後―「哲学」という日本語の定着

第二話……哲学の旅立ち
1 「ピロソピアー」の伝承
2 哲学の創始者はピュタゴラスか?
3 ヘラクレイトスの断片
4 ソロンについて
5 ペリクレスの演説
6 論文「古い医術について」
7 ソクラテスの発言

第三話……ソクラテスの罪?
1 「哲学者」という呼称
2 ソクラテスの仕事とは?
3 何を知らないのか
4 プラトンの初期作品
5 哲学するのは若い時だけか?
6 ソクラテスの主張
7 魂(プシューケー)と徳(アレテー)
8 徳の重要性
9 哲学者ソクラテス
10 活動としての哲学
11 倫理学者ソクラテス?

第四話……伝統の始まり
1 プラトンとアリストテレス
2 プラトンに見られる「哲学」の用語法
3 学問としての哲学
4 ソクラテスからプラトンへ
5 哲学者と見物好きの人
6 哲学者とイデア
7 イデアの存在
8 自然研究をこえる問題

第五話……作られた哲学史
1 プラトンのあと
2 アリストテレスの哲学概念
3 最初の哲学者はタレス?
4 作り出された哲学史
5 アリストテレスによる哲学の分類
6 形而上学の由来
7 デカルトの哲学概念
8 哲学と近代科学

第六話……哲学の終焉
1 論理実証主義の視点
2 命題の種類
3 倫理的命題、形而上学的命題、美的判断
4 哲学の役割
5 ふり返って

第七話……これからの哲学―読むこと、対話すること、生きること
1 哲学の仕事
2 何を探求するのか
3 哲学の方法―読むこと、対話すること
4 生きること

第八話……哲学とは何か―終わりの始まり
1 「始まり」について
2 「哲学の話」という表題
3 哲学とは、哲学の効用とは
4 「洞窟の比喩」より
5 二つの「始まり」

引用文献について
あとがき
索引

著者プロフィール

朴 一功  (パク イルゴン)  (著/文

大谷大学文学部教授
1953年 京都市生まれ。京都大学文学部哲学科卒、同大学院博士課程学修退学、博士(文学)。ケンブリッジ大学古典学部客員研究員、甲南女子大学人間科学部教授を経て、二〇〇五年より現職。専門は古代ギリシア哲学。座右の銘は、「自分のことをすること」(プラトン)。

【主な著訳書】
『西洋哲学史(古代・中世編)』(共著、ミネルヴァ書房)、『イリソスのほとり』(共著、世界思想社)、『魂の正義』(京都大学学術出版会)、翻訳として、アリストテレス『ニコマコス倫理学』(京都大学学術出版会)、『詩学』(新版『アリストテレス全集』18所収、岩波書店)、プラトン『饗宴/パイドン』(京都大学学術出版会)、『エウテュデモス/クレイトポン』(京都大学学術出版会)、『エウテュプロン/ソクラテスの弁明/クリトン』(共訳、京都大学学術出版会)など

上記内容は本書刊行時のものです。