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核と放射線の現代史 若尾 祐司(編集) - 昭和堂
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核と放射線の現代史 (カクトホウシャセンノゲンダイシ) 開発・被ばく・抵抗 (カイハツヒバクテイコウ)

社会科学
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発行:昭和堂
A5判
448ページ
定価 5,000円+税
ISBN
978-4-8122-2021-4   COPY
ISBN 13
9784812220214   COPY
ISBN 10h
4-8122-2021-1   COPY
ISBN 10
4812220211   COPY
出版者記号
8122   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年3月11日
書店発売日
登録日
2021年1月20日
最終更新日
2021年1月20日
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紹介

これまで人文社会科学がほぼ無視してきた放射性物質について、国際的な視野でその歴史を明らかにする。世代を超えた超長期にわたる放射性物質の蓄積という核時代がいかに形成され、放射線は社会にどのような事態をもたらし、人びとはその影響にどうあらがってきたのか。

目次

第Ⅰ部 放射線影響評価の作為
 第一章 世界大戦期ドイツにおける戦場医学と放射線防護の発展 北村陽子
 第二章 ABCCの被爆者調査ーー治療と調査をめぐる攻防 中尾麻伊香
 第三章 隠匿されたビキニ水爆実験被ばく者 高橋博子
 第四章 〝乗り越えられなかった壁〟ーー一九五〇年代末~六〇年代初頭のソ連における放射線影響研究 市 川浩
第Ⅱ部 放射性物質をめぐる確執
 第五章 フランスにおける初期の核燃料サイクルの歴史ーー使用済核燃料再処理と高速増殖炉の蜜月時代 小 島智恵子
 第六章 英国の「周縁」オークニー諸島におけるウラン採掘抵抗運動――ローカリズムと越境的連携の模索と 葛藤 友次晋介
 補論1 チェルノブイリ原発事故後のドイツとフィンランド 佐藤温子
 第七章 マンハッタン計画国立歴史公園における展示の現状ーーハンフォード・サイト周辺地域の歴史を中心 に 川口悠子
 第八章 トリウム熔融塩炉開発の歴史と現在 和田喜彦
 第九章 日本における核燃料物質「加工」事業の歴史的展開ーー東海村・住友金属鉱山・JCO臨界事故 山 本昭宏
第Ⅲ部 福島第一原発事故とその後
 第一〇章 「低線量長期被ばく都市・フクシマ」の十年ーー住民として、研究者として暮らす 後藤宣代
 第一一章 福島原発事故後の日本で起こったこと、これから世界で起こることーー放射線の健康影響をめぐる 科学論争と政治 藤岡毅
 補論2 住民の被ばく線量データを扱った論文の撤回 山内知也
 第一二章 フクシマ核惨事とオーストリアの反原子力政治 若尾祐司
 第一三章 気候変動の否認と原発ルネサンスの夢ーードイツ極右のエネルギー・プロパガンダ 木戸衛一
 補論3 ドイツにおける医師の平和運動 竹本真希子
 座談会 核とコロナ

著者プロフィール

若尾 祐司  (ワカオ ユウジ)  (編集

名古屋大学名誉教授

木戸 衛一  (キド エイイチ)  (編集

大阪大学准教授

上記内容は本書刊行時のものです。