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環境経済学講義 鈴木 宣弘(著) - 筑波書房
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環境経済学講義 (カンキョウケイザイガクコウギ)

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発行:筑波書房
A5判
88ページ
並製
価格 1,000円+税
ISBN
978-4-8119-0691-1   COPY
ISBN 13
9784811906911   COPY
ISBN 10h
4-8119-0691-8   COPY
ISBN 10
4811906918   COPY
出版者記号
8119   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年2月26日
書店発売日
登録日
2025年1月29日
最終更新日
2025年3月3日
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紹介

本書は、専門知識なくして、誰でも環境経済学の基礎的考え方とポイントをわかりやすく学べるテキストです。ベースになっているのは、東京大学農学部の学部生向けに講義した筆者の講義ノートです。
農学部で教える環境経済学ということで、経済学部のような難しい数式展開はありません。身近な現実問題を解決に導く手順で解説し、複雑な数式や図解をなるべく使わずに理解できるよう工夫しました。学生さんには常々、「テキストが理解できなくても自分を責めるな。自分でわかるように自分なりの説明の仕方を考えよう。それがオリジナルになる」と説いています。机上の空論ではなく、現実の社会問題の解決に使える学びを修得してもらうためです。

目次

【基礎編】
はじめに~学習の姿勢
1環境経済学とは何か
2 外部効果を内部化する方法~ピグー税
3内部化による生産量への影響と汚染防止効果
4 内部化と市場メカニズムとの関係
5余剰分析の基礎
6 外部効果を考慮した余剰分析
7 コモンズの悲劇
8 コモンズを守れるのは誰か
9 規制緩和とコモンズの悲劇~改定漁業法の事例
10 コースの定理
11 排出量取引
12 ボーモル=オーツ税
13自由貿易と環境問題
14 貿易がもたらす環境負荷の試算例
15 外部不経済を考慮した貿易自由化の余剰分析
【応用編】
16 外部不経済と競争政策の逆説的関係
17 ISDS条項の異常性
18 なぜ農業に汚染者負担原則が適用されないのか
19 ニューヨーク市の水源地畜産助成策にみる環境政策の考え方
20 外部経済と外部不経済の境界線~クロス・コンプライアンスの適用例
21 排出削減取引と補助金を組み合わせた環境保全型農業の推進
22 環境政策における妥当な補助金額の算定~日本の畜産補助事業の事例
23 バイオ燃料推進の環境経済的評価
24 環境問題を考慮した自由貿易協定の影響評価
25 消費者の不安をともなう新技術導入の影響評価
おわりに
〈参考文献〉

著者プロフィール

鈴木 宣弘  (スズキノブヒロ)  (

1958年三重県生まれ。1982年東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授
を経て、2006年より東京大学教授。98~2010年(夏季)コーネル大学客員教授。
2006~2014年学術会議連携会員。一般財団法人「食料安全保障推進財団」理
事長。『食の戦争』(文藝春秋、2013年)、『貧困緩和の処方箋:開発経済学の再考』

木下 順子  (キノシタジュンコ)  (

福岡県生まれ。農学博士(東京大学)。エイベック・ラボ(Laboratory of
AgriBusiness and Economics Consortium, Japan)主宰。九州大学農学研究院
修士課程修了後、農林水産省入省。農林水産政策研究所研究員として食料政策、
農産物貿易をめぐる食料安全保障問題や環境問題などの経済分析を担当。2018
年3月退職後、現職。食と農とSDGsをめぐる研究執筆活動に取り組んでいる。
『Empirical Study on Oligopolistic Dairy Markets in Japan』(筑波書房、2008年)、『食料を読む』(共著、日経文庫、2010年)他、著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。