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農村計画研究レビュー2022
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月4日
- 書店発売日
- 2022年4月4日
- 登録日
- 2022年3月4日
- 最終更新日
- 2022年4月6日
紹介
農村計画に関する文献、「農村コミュティ」、「参加とワークショップ」、「外部人材と関係人口」、「景観保全」、「伝統的価値認定制度」、「生物多様性」、「獣害」、「地域資源管理」、「生活空間構造と震災復興」、「ICT・スマート技術」、「再生可能エネルギー」、「移行と農山村再生成」の12テーマを取り上げている。それぞれの論文のあとには、コメンテーターのコメントをあわせて掲載している。
目次
まえがき(中塚 雅也)
第1章 農村コミュニティ(齋藤 朱未)
1 はじめに
2 社会的機能からみた農村コミュニティ
3 震災によるコミュニティ再構築
4 おわりに
─コメント 社会基盤としての農村コミュニティ(三橋 伸夫)
第2章 参加とワークショップ(平井 太郎)
1 はじめに
2 方法論的な問題
3 学問論的な問題
4 小括
─主体を住民にコンヴィヴィアリティのための道具としてのワークショップへ(木下 勇)
第3章 外部人材と関係人口(野田 満)
1 はじめに
2 外部人材/関係人口の概念整理とレビューの枠組み
3 既往研究の動向とその成果
4 おわりに─政策的ブームを越えて─
─コメント 「関係人口」の見方と展望(小田切 徳美)
第4章 農村の景観保全 (栗田 英治)
1 はじめに
2 近年の農村地域の景観保全にまつわる動きからみた研究動向
3 研究対象からみた農村地域の景観保全研究
4 次の10年の農村地域の景観保全を見据えて
─コメント 農村の景観保全に対する評論(小林 昭裕)
第5章 地域の伝統的価値認定制度 (山下 良平
1 はじめに
2 認定制度と農村計画との接点
3 総括,及び反省と展望
─コメント 農業遺産制度の成果と可能性大和田 順子)
第6章 農村の生物多様性(淺野 悟史)
1 はじめに
2 生物多様性をめぐる議論の整理
3 広義の環境保全型農業による生態系の再生
4 農村計画学における生物多様性研究の展望
─コメント 生物多様性は農村に力を与え得るのか?(大澤 啓志)
第7章 獣害と農村(東口 阿希子)
1 はじめに
2 住民主体の対策に関する研究視点
3 狩猟者主体の対策に関する研究視点
4 今後の研究展望
─コメント 農村計画学における「獣害」と対策(山路 永司)
第8章 農村における地域資源の管理(柴崎 浩平)
1 はじめに
2 レビューの全体像
3 農業利用に向けた農業者による管理
4 多面的機能の保全に向けた共同管理
5 展望
─コメント 地域資源の管理に農村計画学が貢献すべきことはなにか(山本 忠男)
第9章 生活空間構造と震災復興(菊池 義浩)
1 はじめに
2 生活空間構造の研究動向
3 震災復興の研究動向
4 縮退社会における震災復興
─コメント 縮退社会における生活空間と震災復興の融合課題(山崎 寿一)
第10章 ICT・スマート技術による農業農村の機能再生(鬼塚 健一郎)
1 はじめに
2 研究動向整理のための枠組みの設定
3 人的資源の不足を人で補うアプローチに関する研究
4 人的資源の不足をテクノロジーで補うアプローチに関する研究
5 既往研究の総括と今後の研究課題
6 おわりに
─コメント 農村地域におけるICT・スマート技術導入は何を目指すのか(一ノ瀬 友博)
第11章 再生可能エネルギーと農村(本田 恭子)
1 はじめに
2 再生可能エネルギー普及政策と電力システム改革
3 地方自治体による再エネ推進とトラブルへの対応
4 地域に根差した再エネの展開…
5 おわりに
─コメント なぜ「再生可能エネルギー」なのか(青柳 みどり)
第12章 移行と農山村再生成(Transition and Rural Regeneration)(井上 果子)
1 はじめに
2 国際社会の動向
3 日本社会における動向
4 農山村社会と移行の実際(西欧)
5 農山村社会と移行の実際(日本)
6 農山村の新パラダイム
7 おわりに
─コメント 「越境する知」による農山村の展望と課題(川手 督也
補章 農村計画研究10年の軌跡(山下 良平・斎尾 直子)1
1 農村計画研究の領域─場所とアプローチから─
2 「大会シンポジウム」「学会誌特集記事」にみるテーマとその傾向
おわりに─次の10年にむけて─(一ノ瀬 友博)
上記内容は本書刊行時のものです。