書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
比較熱帯デルタ農業論
メコン河とニジェール河
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年9月30日
- 書店発売日
- 2021年9月30日
- 登録日
- 2021年8月4日
- 最終更新日
- 2021年9月29日
紹介
「周辺開発途上諸国の共生農業システム」、「ベトナム南部の農業構造変動」のテーマで比較熱帯デルタ農業論などを論じている。
目次
第4巻について 2つのグローバリゼーション
第1部 周辺開発途上諸国の共生農業システム
序章 第1部の課題
第1編 地域システムとしての東アジアコンプレックスと西ヨーロッパ・アフリカコンプレックス
第1章 学説史的検討
1.マルクス資本蓄積論
2.マルクス資本蓄積論をめぐるその後の議論
3.フレーベルの新国際分業論
4.メイヤスーの労働力移動類型論
5.小括
第2章 第2次大戦後の「中心」における労働力調達様式─日本の動向とその国際的特質─
1.課題
2.地域労働市場論の生成
3.地域労働市場論の転回
4.ポスト地域労働市場論の日本経済と日本農業
5.第2次大戦後各国の労働力調達様式
6.第2次大戦後フランスへの移民─出稼ぎから永住へ
7.小括
第2編 比較熱帯デルタ稲作農業論
第3章 比較熱帯デルタ稲作農業論の論点
第4章 メコン河デルタにおける水稲作方式
1.メコン河デルタの風土
2.国家事業としての開発小史
3.フランス植民地期から1960年代までの水稲作方式
4.1970年代以降の水稲作方式
5.小括
第5章 ドイモイ期メコン河デルタの農地規模別農家構成の変動─カントー省,ロンアン省を対象とした事例分析─
1.課題
2.研究方法と構成
3.調査対象地の特質
4.土地規模別世帯数変動と農民組織の機能─ホアアン村既存集落(カントー省)の調査結果から
5.階層間稲作生産力格差─チュンギャン村(カントー省), ゴデン村とタンブー村(ロンアン省)の調査結果から
6.借地料と地価の水準
7.小括
第6章 ニジェール河内陸デルタにおける農家経済の自給的性格とその変容─マリ国モプチ県の水稲作村を対象とした事例分析─
1.課題
2.対象地の特質
3.農家調査とその取りまとめの方法
4.農業の自給的性格
5.農家の平均収支
6.個別農家の現金収支
7.農家の出稼ぎ就労先
8.農地貸借の状況
9.小括
第7章 ニジェール河公社の展開過程と現状
1.課題
2.ニジェール河公社の展開過程
3.ニジェール河公社の稲作生産力構成要素
4.ニジェール河公社の農民階層
5.小括
終章 総括的考察
1.2つの熱帯デルタを分かつもの ─水稲作生産力と階層分化・分解における懸隔
2.共同体内共生と「共生的接合」
あとがき
第2部 ベトナム南部の農業構造変動
Ⅰ ベトナム・メコン河デルタにおける土地投機と農業構造変動─ハウジャン省ホアアン村を対象とした事例分析─
1.課題
2.メコン河デルタにおける農地規模別農家構成の変動─統計的概観─
3.調査対象地における土地規模別世帯構成の変動
4.落層的な分化・分解の規定要因
5.結論
Ⅱ ベトナム南部における酪農の発展と構造変動─ホーチミン市クチ県タンタンドン村を対象に─
1.課題と方法
2.クチ県における酪農発展とその背景
3.クチ県における酪農の構造変動要因
4.構造調査で対象とした酪農家30戸の経営展開
5.結論
第4巻 比較熱帯デルタ農業論-メコン河とニジェール河 解題 横山繁樹(国際農林水産業研究センター)
1.周辺開発途上諸国の共生農業システム─東南アジア・アフリカを中心に─
2.ベトナム・メコン河デルタにおける土地市場の投機的性格と農民層分解
3.ベトナム南部における酪農の発展と構造変動
索引
上記内容は本書刊行時のものです。