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家族農業は「合理的農業」の担い手たりうるか 村田武(著) - 筑波書房
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家族農業は「合理的農業」の担い手たりうるか (カゾクノウギョウハ ゴウリテキノウギョウ ノニナイテタリウルカ)

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発行:筑波書房
四六判
165ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-8119-0576-1   COPY
ISBN 13
9784811905761   COPY
ISBN 10h
4-8119-0576-8   COPY
ISBN 10
4811905768   COPY
出版者記号
8119   COPY
Cコード
C3061  
3:専門 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年6月30日
書店発売日
登録日
2020年5月28日
最終更新日
2020年6月29日
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紹介

家族労働が主な農作業を担う小規模農民経営は、マルクスのいう人間と自然との物質代謝に亀裂を生じさせない「合理的農業」の担い手になりうるのではないか、そのための農法転換が家族農業には可能でないかを論じた。

目次

はじめに
序 新自由主義グローバリズムの自然環境破壊
「農業の工業化」
Ⅰ 環境先進国ドイツの「気候変動対策」
ドイツでも大きな気象災害が多発
連邦政府の対策(1)「農業一括法案」
「昆虫保護行動計画」
連邦政府の対策(2)「農林業の気候変動対策」
〈10項目の対策〉
中小農民経営の利害を代表する農業団体AbLの意見
ユリア・クレックナー連邦農業相への要請
─【コラム】ドイツの小農民団体AbL(農民が主体の農業のための行動連盟)
外部コストを最小限にする─原因者に事後負担を負わせる
Ⅱ マルクスの「合理的農業」と現代の家族農業
マルクスが指摘した大規模な工業的農業による物質代謝の亀裂
エンゲルスが引き継いだ「小農民、あるいは結合された生産者たちの管理による合理的農業」論
カウツキーの「協同組合的あるいは自治体大経営」論
「社会主義国」における強制的農業集団化
現代の家族農業は「合理的農業」を担える
Ⅲ なぜ農民経営か
ミヒャエル・ベライテス「スイスモデルか、カザフスタンモデルか
─ザクセン州農村の発展をめざす農業政策についての「覚書─」
1 何が問題か
2 われわれはどこに立っているか─ザクセン州の農村の実態について
3 われわれはどこから来たのか─今日の諸問題の歴史的・政治的要因
4 われわれはどこに向かいたいのか(向かうべきか)─将来性のある農業の目標と優先すべきこと
5 どこに到着するか─エコロジー的農政にとっての挑戦とチャンス
6 論点と結論
Ⅳ 日本農業に求められるもの
あとがき

著者プロフィール

村田武  (ムラタ タケシ)  (

1942年 福岡県生まれ
金沢大学・九州大学名誉教授 博士(経済学)・博士(農学)
近著:『新自由主義グローバリズムと家族農業経営』(編著),
     筑波書房,2019年
   『現代ドイツの家族農業経営』筑波書房,2016年
   『日本農業の危機と再生─地域再生の希望は食とエネル
   ギーの産直に』かもがわ出版、2015年
   『食料主権のグランドデザイン』(編著)農文協,2011年

上記内容は本書刊行時のものです。