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教育と少年司法を結んだ先にあるもの 中川 明(著) - 太郎次郎社エディタス
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教育と少年司法を結んだ先にあるもの (キョウイクトショウネンシホウヲムスンダサキニアルモノ) 子どもへの「寛容」を求めて (コドモヘノカンヨウヲモトメテ)

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A5判
320ページ
上製
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-8118-0867-3   COPY
ISBN 13
9784811808673   COPY
ISBN 10h
4-8118-0867-3   COPY
ISBN 10
4811808673   COPY
出版者記号
8118   COPY
Cコード
C0032  
0:一般 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年2月29日
書店発売日
登録日
2023年12月29日
最終更新日
2024年4月10日
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紹介

子どもの権利条約批准から30年。
だが、教育基本法や少年法の改正を経て、
「寛容なき厳罰主義」が推し進められてきた。

回り道をしながら育つことが困難な時代に、
司法は子どもの権利にどうかかわっていくのか。
教育は多様性の受容と包摂をどう実現していくのか。

多くの憲法訴訟を手がけてきた弁護士による、
子どもの権利救済の現場からの考察。

目次

Ⅰ◾️子どもの人権の課題と子どもの権利条約がめざす救済の地平

1 子どもの権利に関する基本的な考え方

2 子どもの権利条約の意義と構造
  ──条約実施における「権利基盤型アプローチ(RBA)」とは

3 子どもの権利条約をどう受けとめるか
  ──憲法・教育基本法の読みなおし

4 裁判例のなかに子どもの権利条約を読む
  ──永井憲一編著『子どもの人権と裁判』の書評

5 政府報告書の「教育」の分野をどう受けとめるか

6 子どもに対する暴力の絶対的で全面的な禁止の実現に向けて
  ──国際準則の歩みと一般的意見13号を中心として

7 子どもの意見表明権と表現の自由に関する一考察
  ──いわゆる「ゲルニカ訴訟」における「意見書」から


Ⅱ◾️子どもの権利救済の具体相と司法の課題

1 司法と子どもの権利・人権研究の課題

2 障害のある子の死亡による損害をめぐる平等と公正について
  ──東京高裁1994.11.29判決を手がかりにして

3 法令と条約にいう「能力に応じ」とは
  ──原理的考察の積み重ねによる試論

4 北の国での山崎恵さんと学生たちとの出会い


Ⅲ◾️少年司法の変容とおとな・社会との相剋

1 少年法「改正」前夜の一断面をめぐって
  ──日弁連定期総会における「緊急報告」から

2 子どもの権利の歴史と“今”──子どもたちの未来のために
  ──日弁連・第24回「全国付添人経験交流集会」記念講演

〔補遺〕少年司法と教育法との交錯と連携
  ──第5回「全国付添人経験交流集会」の記録から

3 少年事件報道のあり方をめぐって
  ──ある新聞社との意見交換会における「発題草稿」を起点に

4 親が受容できない子どもとの共存の途
  ──「親の子殺し」について考える

5 加害者の心を癒すということ


Ⅳ◾️子どもたちの多様性の受容と包摂をめざして

1 「子どもという存在」の不可思議さ

2 「無国籍児」の救済と子どもの国籍取得の権利

〔コラム〕リースさん夫妻とアンデレ君に出会って

3 外国にルーツをもつ子どもの日本社会への受け入れの緊要性と課題

〔寄稿〕オーストラリアにおける「多文化共生主義政策」がもたらした「言語に関する国家政策」と州における実践(奥野圭子)

4 医療的ケアを要する子どもの就学実現へのサポート
  ──アメリカ合衆国における「医療的ケア児」に関する裁判例の変遷から学ぶ

5 学校における「子どもの死」(「指導死」と「事故死」)について

6 「寛容」についての問いなおし
  ──本書を閉じるまえに

著者プロフィール

中川 明  (ナカガワ アキラ)  (

1941 年、新潟県佐渡生まれ。京都大学法学部卒業、同大学院修士課程(法理学専攻)修了(1968 年)
1970 年、弁護士登録(第二東京弁護士会)
1993 年-1995 年、日本弁護士連合会・子どもの権利委員会委員長
1997年-2002 年、北海道大学法学部・同大学院法学研究科教授
2004 年-2012 年、明治学院大学大学院法務職研究科教授
弁護士として「麹町中・内申書裁判」「自衛官合祀拒否訴訟」「日曜日授業参観訴訟」「イジメ自殺『作文』開示訴訟」「ピースリボン裁判」「国籍確認訴訟」等に携わる。

上記内容は本書刊行時のものです。