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くわしすぎる教育勅語
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年2月15日
- 書店発売日
- 2019年2月15日
- 登録日
- 2019年1月18日
- 最終更新日
- 2020年11月12日
書評掲載情報
2019-12-08 |
毎日新聞
朝刊 評者: 加藤陽子(東京大学教授・日本近代史) |
2019-07-13 |
図書新聞
3407号 評者: 小俣憲明 |
2019-04-14 |
読売新聞
朝刊 評者: 加藤徹(明治大学教授、中国文化学者) |
2019-04-06 |
朝日新聞
朝刊 評者: 本田由紀(東京大学教授・教育社会学) |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2019-04-22 |
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4月8日の朝日新聞に掲載された本田由紀さんの書評が大反響で、即日重版決定しました。 |
紹介
近代日本に強烈な求心力と滅びへの道をもたらした教育勅語。
1890年のエリートたちがつくりだした「名文」には、何が書かれているのか。315字の一字一句の意味と文章の構造をあきらかにし、その来歴と遺産までを語り尽くす。ありそうでなかった、上げも下げもしない教育勅語入門。
目次
くわしすぎる教育勅語 もくじ
第一部 [精読] 一字一句をつまびらかに
第一文 朕惟フニ、我カ皇祖────「朕」と「我」はどう違う?
第二文 我カ臣民、克ク忠ニ────つくられた伝統が「教育の淵源」に
第三文 爾臣民、父母ニ孝ニ────徳目はすべて「皇運」のために
第四文 是ノ如キハ、独リ朕カ───「忠」と「孝」をまとめあげる
第五文 斯ノ道ハ、実ニ我カ────全世界が戴く勅語の真理
第六文 朕爾臣民ト倶ニ──────朕の希望をすすんで体せよ
第二部 [始末] 来しかたとゆく末
第1節 起草者それぞれの思惑
第2節 徳目はどこから来たか
第3節 「君主の著作」の法的地位
第4節 モノとしての教育勅語──原本と謄本
第5節 物神となった謄本と「御真影」──学校儀式と不敬事件
第6節 教育勅語と学問の自由
第7節 揺れる教育勅語解釈
第8節 失効後に残ったもの
第三部 [考究] これまでにわかっていること
文献案内
資料(抄録)
学制布告書/軍人勅諭/帝国憲法告文・憲法勅語・公布文/徳教ニ関スル勅諭ノ議ほか/明治二三年文部省訓令第八号/小学校祝日大祭日儀式規定/戊申詔書/国民精神作興ニ関スル詔書/青少年学徒ニ賜ハリタル勅語/聖訓ノ述義ニ関スル協議会報告/勅語及詔書の取扱について/日本国憲法/教育基本法(1947)/教育勅語等排除に関する決議/教育勅語等の失効確認に関する決議/教育勅語等の取扱について/期待される人間像(草案)/教育基本法(2006)/特別の教科 道徳──中学校指導要領/教育勅語の根本理念に関する質問書・答弁書
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。