書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
シェレメーチェフ家の農奴劇場
一八世紀ロシアのオペラ文化史
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年5月31日
- 書店発売日
- 2024年5月31日
- 登録日
- 2023年4月24日
- 最終更新日
- 2024年6月17日
書評掲載情報
2024-08-14 |
中日新聞
夕刊 評者: 宮崎正嗣 |
2024-07-18 |
音楽の友
8月号 評者: 小沼純一 |
2024-06-15 |
音楽批評・評論のウェブマガジン Mercure des Arts
Vol.105 (2024/6/15) 評者: 大河内文恵 |
MORE | |
LESS |
紹介
西欧オペラの受容から、ロシア独自のオペラ創出へ…
「オペラ大国ロシア」の知られざる前史。
エカテリーナ2世の治世、パリ・オペラ座に憧れ、その舞台をモスクワで実現しようとした大貴族がいた。
農奴劇場とは、当時ロシア全土に170超も存在した貴族の私営劇場。
なかでもシェレメーチェフは、才能を見出した農奴に演劇・音楽・舞踊の専門教育を行い、規模の大きさと質の高さで傑出していた。
宮廷勤務を嫌い、チェロに没頭。
農奴出身の「歌姫」と身分違いの結婚を果たした、ニコライ・シェレメーチェフ伯爵の創造の軌跡。
目次
はじめに――「オペラ大国ロシア」ができるまで
凡例・用語法
第1章 一八世紀ロシアの劇場文化
1 西欧化するロシア
2 花開くオペラ文化
第2章 パリ・オペラ座の衝撃
1 ニコライ・シェレメーチェフ
2 あこがれのパリ滞在
第3章 シェレメーチェフ家の劇場
1 農奴劇場の始まり
2 拡大する「シェレメーチェフ・カンパニー」
第4章 ニコライの野望
1 「オペラ劇場」へのこだわり
2 パリの最新作を、ロシアで
3 ニコライ渾身の舞台制作――グレトリ《サムニウム人の婚礼》
第5章 挑戦と挫折
1 トラジェディ・リリックに挑戦する
2 新たなオペラ劇場へ
第6章 ロシアのオペラを創る
1 悲願のトラジェディ・リリック上演
2 オリジナル・オペラの創作
3 ロシア語オペラの誕生――《ゼルミーラとスメロン》
おわりに――シェレメーチェフ家の劇場が残したもの
あとがき
[巻末]
人名索引
シェレメーチェフ家の劇場のオペラ・レパートリー
年表 シェレメーチェフ家の劇場と一八世紀ロシアのオペラ文化
関連地図
主要参考文献
注
上記内容は本書刊行時のものです。