..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
アジアン・インパクト 日本近代美術の東洋憧憬
発行:東京美術
B5判
152ページ
定価
2,400円+税
- 書店発売日
- 2019年10月17日
- 登録日
- 2019年8月26日
- 最終更新日
- 2019年8月26日
紹介
一九一〇~六〇年代の日本近代美術にみられる、アジアの古典を強く意識した傾向を、日本画、洋画、そして工芸の各ジャンルの事例により検証。東京都庭園美術館で開催される展覧会の公式図録兼書籍。
目次
総論 日本人が懐いた『東洋憧憬』樋田豊次郎
1.アジアへの再帰
1-1.雲岡石仏との遭遇
雲岡石窟を目の当たりにした日本画家/尾崎正明
1-2.チャイナドレスの婦人
画家たちの見たアジアの幻影/天野一夫
1-3.静物画のなかのアジア
静物画のなかのアジアの器物/山高塙未
2.古典復興
2-1.古代青銅器と工芸モダニズム
住友家の「古代青銅器」蒐集/廣川 守
金工モダニズムと古代青銅器/本橋浩介
2-2.生きのびる中国陶磁
横河民輔の「中国陶磁」蒐集/今井 敦
石黒宗麿と磁州窯/花井久穂
2-3.籐籠と竹籠
唐物籠の「奇」にして「逸」なる……/佃 一輝
飯塚琅玕斎の革新性/島崎慶子
琅玕斎の「ザル」に問われて/斎藤正光
2-4.李朝白磁と民藝運動
安宅英一の「李朝白磁」蒐集/出川哲朗
河井寛次郎と李朝白磁/松原龍一
2-5.文様から〈装飾芸術〉へ
文様から〈装飾芸術〉へ/樋田豊次郎
松田権六と楽浪漆器の発掘/北村仁美
3.幻想のアジア
1 現代作家が見たアジア/岡村桂三郎、田中信行、山縣良和
2 座談会「西洋人のアジアを見る目、そして、日本人のアジアを見る目」/ 天野知香、今井敦、樋田豊次郎
年表/巖谷睦月(編)
上記内容は本書刊行時のものです。