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気候危機とドイツ国際私法
発行:中央大学出版部
A5判
536ページ
上製
定価
6,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年12月10日
- 書店発売日
- 2023年12月15日
- 登録日
- 2023年11月13日
- 最終更新日
- 2023年12月8日
紹介
二酸化炭素、メタン等の人為的排出増で温室効果ガス濃度が、また地表・海水の温度や海面水位が上昇した。氷塊の融解もあって、土壌の乾燥、森林火災、線状降水帯、水害等、異常気象が頻発している。地球温暖化は、動植物の生態だけでなく、農作物の収穫等を含むわれわれの日常生活に深刻な影響を及ぼしている。政治も経済も気候変動対策の必要性を訴えるが、気候危機への歯止めはかからない。既存の立証原則と結び付いた不法行為制度も環境破壊の歯止めとなっていない。自然の権利を構想するなど、主権国家ごとの改善策もみられるが、世界の司法と法律学には、気候危機の克服に向けて、国家法の壁を超えた打開策の提示が求められている。
目次
第1章 問題の所在と論述構成
第2章 ワラス事件の裁判とその評価
第3章 レーマン/アイヒェルの理解とその評価
第4章 ツァイトラーの理解とその評価
第5章 気候危機と自然の権利
上記内容は本書刊行時のものです。