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この先どうすればいいの? 18歳からの発達障害 宮尾益知(監修) - 大和出版
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この先どうすればいいの? 18歳からの発達障害 (コノサキドウスレバイイノ ジュウハッサイカラノハッタツショウガイ)

教育
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発行:大和出版
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ10mm
重さ 196g
96ページ
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-8047-6313-2   COPY
ISBN 13
9784804763132   COPY
ISBN 10h
4-8047-6313-9   COPY
ISBN 10
4804763139   COPY
出版者記号
8047   COPY
Cコード
C0011  
0:一般 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年11月30日
書店発売日
登録日
2018年10月10日
最終更新日
2018年11月13日
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紹介

ひとり暮しで日常生活が破綻。仕事先でうまくいかず3年目でひきこもり――と進学後や就職後に発覚することが多々あるこの障害。どうかかわったらいいの? 将来どうなるの? 家族のサポートの仕方、つき合い方がよくわかる本

目次

はじめに

Part1  大人の自閉症スペクトラム障害
       対人、仕事の困難……もっとも深刻になりやすい発達障害のひとつ

       典型例
        進学やひとり暮らしを始めたときに気づきやすい
       発達障害とはなにか
        成長過程のどこかで、認知の問題から生活に支障が出る
       発達障害の原因
        育児法や性格、環境のせいではない
       大人の発達障害
        家庭や学校では見過ごされてきた。社会に出たときにつまずきや
        すい
       大人の自閉症スペクトラム障害
        知的障害をともなわない 軽度の人が問題になりやすい
       自閉症スペクトラム障害の基本的特性1
        社会的なやりとりの障害。友だち、恋人とうまくつき合えない
       自閉症スペクトラム障害の基本的特性2
        コミュニケーションの障害。あいまいなやりとりが困難になる
       自閉症スペクトラム障害の基本的特性3
        こだわり行動が見られる。場にそぐわない言動が多い
       新たにわかった特性
        感覚器が鋭すぎる。音やにおい、光に過剰に反応する
       二次障害
        何度も失敗、仲間はずれ……疎外感でうつなどを引き起こす
       診断の経緯
        精神科に行き、二次障害の治療からわかることも多い

       Doctor’s VOICE
       診断基準と法律の成立で発達障害の概念が広まった

Part2  自閉症スペクトラム障害の特性
       子ども時代をふり返り、本人が見ている世界を理解する

       発達歴と特性1
        幼少期からこれまで、見過ごしてきた特性がないかふり返る
       発達歴と特性2
        こだわり、感覚過敏……本人の生きづらさを理解する
       現在の状況
        外では四六時中緊張状態。家では、本当は気を抜きたい
       本人がいる世界
        いつも「自分がいない舞台」を客席から眺めている感じがしてい
        る
       認知のズレ
        ものの見方、感じ方が違うため、ふつうの人より疲れやすい
       情報のインプット
        言葉通りに受けとってしまう。すべてを視覚的に理解する
       情報のアウトプット
        脳内はマインドマップ的混乱状態。答えをひとつにはしぼれない
       判断のしかた
        「いい加減」がわからない。具体的で視覚的な情報がほしい
       男女の違い
        自閉症スペクトラム障害は、男性に多く見られる
 
       Doctor’s VOICE
       異性との距離がとれず、トラブルが起こりやすい

Part3  家族のサポート
       本人のがんばりを認め、安心できる場をつくる

       家族の役割
        めいっぱいがんばっている本人を認めることから始める
       NGワード
        家族だからつい言ってしまうNGワードを改める
       3つの心がけ
        パニック状態にさせないために、3つのことを心がけて向き合う
       生活のレッスン
        家族がライフスキルを上げる手助けをする
       サポートの考え方
        ひとりひとり違う。本人に寄り添い、指導する
       母親の役割
        共感を示していい。まず、子離れをすることが大事
       父親の役割
        見守る態度を示す。ふだんは妻のサポート
       トラウマ対処
        突然家族に対して怒り出すことも。トラウマになっていることを
        詫びる
       親の発達障害
        親に発達障害があることも。家族も治療が必要なことがある

       Doctor’s VOICE
       夫はアスペルガー症候群。妻がおちいるカサンドラ症候群

Part4  社会的支援
       医療、就労、福祉の支援を活用。孤立させないようにする

       社会化への考え方
        居場所を増やす。支援を受けると心身が安定する
       受診先・相談先
        児童と大人では治療方針が違う。両者のサポートがあるとベスト
       検査・治療
        薬の手助けも。環境調整をして生きやすくしていく
       福祉の支援
        サポートグループや福祉制度を利用する
       就労の支援
        相談窓口を訪ね、就労に向けて、相談、準備する
       家族のケア
        家族向けの支援を利用し、信頼できる相談先をつくる

       相談機関一覧
       おわりに
       参考資料

上記内容は本書刊行時のものです。