..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
〈新装版〉『大日経』入門
慈悲のマンダラ世界
発行:大法輪閣
四六判
372ページ
定価
3,000円+税
- 初版年月日
- 2020年1月10日
- 書店発売日
- 2020年1月10日
- 登録日
- 2019年12月21日
- 最終更新日
- 2020年3月3日
紹介
日本密教の根本聖典の一つであり、胎蔵マンダラの典拠となる『大日経』は、歴史上、最初に現れた本格的密教経典である。本書はその全貌を日本を始めアジア全域を視野に入れて読み解く、画期的な一冊である。
目次
序 章 大日経への招待
私たちの大日経―暮らしの中の密教
第一章 大日経のふるさと
大日経の成立前夜―密教の時代へ
大日経の成立と伝播―本格的密教の登場
大日経とオリッサ―その風土と歴史状況
大日経の資料と構成―教義と実践
第二章 心のすがた
大日如来誕生―新しいほとけの成立
三句の法門―さとりへの三つの秘訣
心の考察―その展開とは
心の階段を登れば―否定と肯定
第三章 マンダラ世界に入る
マンダラの儀礼―出現と消滅
マンダラの解釈学―さとりへの道を求めて
オーケストラのマンダラ―十二のパートの意味するもの
第四章 響き合うほとけと人
四国遍路と大日経―今も生きる四転の教え
五大・五輪の世界―身体マンダラの神秘
阿字観の源流―百字の謎
三密の掛け橋―本尊喩伽の可能性
印相とほとけ―ほとけのしぐさをする
ほとけと人の接点―密教と戒律
第五章 ほとけとご利益
強力な菩薩のラインアップ―八大菩薩の成立と意義
不動明王の登場―さまたげを除く如来の使い
護摩の迫力―祈願エネルギーの流れ
結果の現れ―功徳と悉地
第六章 大日経の広がり
アジアの大日経(1)―インドと中国
アジアの大日経(2)―チベット仏教圏と周辺アジア
空海と大日経―大日経の日本的変容
上記内容は本書刊行時のものです。