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パーリ仏典 3-8相応部(サンユッタニカーヤ)六処篇II 片山一良(翻訳) - 大蔵出版
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パーリ仏典 3-8相応部(サンユッタニカーヤ)六処篇II (ソウオウブ ロクショヘン2ソウオウブ サンユッタニカーヤ ロクショヘン2)

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発行:大蔵出版
A5判
584ページ
定価 13,000円+税
ISBN
978-4-8043-1220-0   COPY
ISBN 13
9784804312200   COPY
ISBN 10h
4-8043-1220-X   COPY
ISBN 10
480431220X   COPY
出版者記号
8043   COPY
Cコード
C3315  
3:専門 3:全集・双書 15:仏教
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年9月8日
最終更新日
2019年12月12日
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紹介

本書は、六処相応の後半部分、つまり前書『六処篇I』の続きである。六根および六境は無常であり、無我であることを釈尊が説き示す。

本巻は、六処篇「一〇相応」(四二〇経)のうち、後半の九相応、すなわち第二「受相応」?第一〇「無記相応」、一七二経からなる。
 第二 受相応は三章、三一経からなり、受、すなわち三受(楽受・苦受・非苦非楽受)を主とする感受の生滅、無常に関する説示を内容とする。
 第一「有偈の章」は一〇経からなり、最初の六経は偈を有している。
 第二「静処の章」は一〇経から、第三「百八根拠の章」は一一経からなる。その第一「シーヴァカ経」は、仏が、竹林精舎に住んでおられたとき、そこへやって来たモーリヤ・シーヴァカ遍歴行者の「個人が感受する楽・苦・非苦非楽のすべては以前に作られたものを因とする、という沙門・バラモンたちの見解」に関する質問に答えられたものである。感受されるものは、1胆汁、2粘液、3風、4集合(三者)、5季節、6災難、7攻撃、8業異熟からも起こるから、その見解は邪である、と。
 第三 女性相応は三章、三四経からなる。女性一般に関する説示を内容とする。第一「第一中略の章」は一四経、第二「第二中略の章」は一〇経、第三「力の章」は一〇経からなる。その第一「無所畏経」は、仏が比丘たちに、五の力をそなえている女性は畏れることなく家に住む、と説かれたものである。五の力とは、容色、財産、親族、息子、戒の力をいう。
 第四 ジャンブカーダカ相応は一六経からなる。 その第一「涅槃問経」は、ジャンブカーダカ遍歴行者による「涅槃とは何か」との質問に答えて、サーリプッタ長老が「貪・瞋・痴の尽滅が涅槃と言われ、それを目のあたり見るための行道が聖八支道である」と説いたものである。
 第五 サーマンダカ相応は、中略すれば二経(第一「サーマンダカ経」と第一六「難行問経」)からなるが、詳説(復元)すれば一六経からなる。いずれの経もサーマンダカ遍歴行者とサーリプッタ長老との問答からなる。
 第六 モッガッラーナ相応は一一経からなり、神通第一のマハーモッガッラーナ(大目連)長老に関する話を内容とする。 第七 チッタ相応は一〇経からなり、いずれもチッタ資産家(質多居士)に関する話を内容とする。
 第八 村長相応は一三経からなり、いずれも村長と呼ばれる者が仏のもとに行き、法の説示を受ける話を内容とする。
 第九 無為相応は二章、四四経からなり、無為(涅槃)に関する説示を内容とする。
 まず、第一章は一一経からなり、その第一「身至念経」は、仏が比丘たちに、無為と無為にいたる道とについて説かれたものである。
 第二章は三三経からなる。 その第一「無為経」は、仏が比丘たちに、無為と無為にいたる道とについて説かれたものである。
 第十 無記相応は一一経からなり、無記(解答されないもの)に関する説示を内容とする。

目次

目 次

凡 例
解説 六処篇II所収経の梗概

第二 受相応第一 有偈の章1 定経/楽経/捨断経4 深淵経/当見経/矢経7 第一疾病経/第二疾病経9 無常経/触根本経

第二 静処の章1 静処経/第一虚空経3 第二虚空経/舎経5 第一アーナンダ経6 第二アーナンダ経/第一衆多経8 第二衆多経/パンチャカンガ経10 比丘経

第三 百八根拠の章1 シーヴァカ経/百八経3 ある比丘経/以前経5 智経/衆多比丘経7 第一沙門バラモン経8 第二沙門バラモン経9 第三沙門バラモン経/純経11 無味経

第三 女性相応第一 第一中略の章1 女性経/男性経3 特殊苦経/「三法を」経5 忿怒者経/怨恨者経7 嫉妬者経/吝嗇者経9 犯行者経/悪戒者経11 少聞者経/懈怠者経13 失念者経/五怨経第二 第二中略の章1 無忿怒者経/無怨恨者経3 無嫉妬者経/無吝嗇者経5 無犯行者経/善戒者経7 多聞者経/努力精進者経9 念現前者経/五戒経第三 力の章1 無所畏経/「強制して」経3 「征服して」経/一経5 部分経/「追放する」経/因経8 境遇経/五戒無所畏経10 成長経

第四 ジャンブカーダカ相応1 涅槃問経/阿羅漢果問経3 法説者問経/「何のために」経5 安息達者経/最上安息達者経7 受問経/漏問経9 無明問経/愛問経11 暴流問経/取問経13 有問経/苦問経15 有身問経/難行問経

第五 サーマンダカ相応1 サーマンダカ経/阿羅漢果問経3 法説者問経/「何のために」経5 安息達者経/最上安息達者経7 受問経/漏問経9 無明問経/愛問経11 暴流問経/取問経13 有問経/苦問経15 有身問経/難行経

第六 モッガッラーナ相応1 第一禅問経/第二禅問経3 第三禅問経/第四禅問経5 空無辺処問経6 識無辺処問経7 無所有処問経8 非想非非想処問経9 無相問経/サッカ経11 チャンダナ経

第七 チッタ相応1 束縛経/第一イシダッタ経3 第二イシダッタ経/マハカ奇跡経5 第一カーマブー経6 第二カーマブー経/ゴーダッタ経8 ニガンタ・ナータプッタ経9 裸形者カッサパ経/見病者経

第八 村長相応1 チャンダ経/ターラプタ経3 ヨーダージーヴァ経/ハッターローハ経5 アッサーローハ経6 アシバンダカプッタ経/田喩経8 法螺貝吹経/家経10 マニチューラカ経/バドラカ経12 ラーシヤ経/パータリヤ経

第九 無為相応第一章1 身至念経/止観経3 有尋有伺経/空定経5 念処経/正勤経7 神足経/根経/力経10 覚支経/道支経第二章1 無為経/不屈経3 無漏経/諦経5 彼岸経/微妙経7 極難見経/不老経9 常恒経/不壊経11 不可見経/無妄執経13 寂静経/不死経15 妙勝経/吉祥経17 安穏経/愛尽経19 不思議経/未曾有経21 無災経/無災法経23 涅槃経/無悩害経25 離貪経/清浄経27 解脱経/無執着経29 島経/洞窟経31 庇護所経/帰依所経33 到彼岸経

第十 無記相応1 ケーマー経2 アヌラーダ経3 第一サーリプッタ・コッティカ経4 第二サーリプッタ・コッティカ経5 第三サーリプッタ・コッティカ経6 第四サーリプッタ・コッティカ経7 モッガッラーナ経8 ヴァッチャゴッタ経9 論議堂経10 アーナンダ経11 サビヤ・カッチャーナ経

補註
索引

上記内容は本書刊行時のものです。