.
文庫判
縦156mm
横113mm
厚さ13mm
重さ 180g
144ページ
上製
定価
1,200円+税
- ISBN
- 978-4-8038-0364-8
- Cコード
-
C0192
-
一般 文庫 日本文学詩歌
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年9月20日
- 書店発売日
- 2019年9月20日
- 登録日
- 2019年8月20日
- 最終更新日
- 2020年12月2日
書評掲載情報
2019-10-26 | 図書新聞 3421号、11月2日号 |
紹介
牧水のエッセンスが手のひらサイズに凝縮!
愛唱性に富み、広く人口に膾炙される名歌を数多生んだ若山牧水。その没後、主を失った雑誌「創作」の編集を任されたのは、妻の喜志子だった──伴侶として、歌道の同士として牧水の人生をつぶさに見てきた喜志子が、牧水の真髄を伝えようと雑誌の扉に厳選して載せた歌論と短歌を一冊に! あらゆるジャンルのクリエーターに刺激を与える〈必携の書〉!(解説=伊藤一彦)
版元から一言
【本文より】
歌を詠むのは「自分」を知りたいからである。
歌を詠むのは「自分の霊魂」に触れたいからである。
痛いばかりに相触れて、はっきりと「自分」というものを摑みたいからである。
歌を詠むのは「自分」と親しみたいからである。唯一無二の「自分」というものが兎に角にこの世の中に在る。その自分と共に何の隙間も無く、それこそ水も漏らさぬように相擁して生きて行く、凡そ世に楽しみは多かろうがこれにまさる楽しみは無かろうと思う、これに越す確固した楽しみは無かろうと思う。歌を読むは誠にその楽しみのためである。(「歌話断片」より)
上記内容は本書刊行時のものです。