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ホスピス病棟の夏
四六判
256ページ
上製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年11月11日
- 書店発売日
- 2018年11月11日
- 登録日
- 2018年10月10日
- 最終更新日
- 2020年3月10日
書評掲載情報
2019-03-09 |
図書新聞
3391号 評者: 伊藤氏貴 |
2019-01-12 |
西日本新聞
朝刊 評者: 原口真智子 |
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紹介
学生時代に出会って以来、文芸批評家の仕事を支え、また「文学的同志」として人生を共にしてきた最愛の妻が、乳がんにかかった……最後まで聡明さと向日性を失わずに逝った妻を、ホスピス病棟で看取った〈看病記〉。そして妻の没後まもまく郷里に帰り、人工透析を受けながら自らの身体を蝕む病(腎臓病と糖尿病)とたたかう〈闘病記〉……そんな痛苦に満ちた日々にあって唯一、精神の拠り所となったのは「すべてを書き留める」ことだった。 文芸批評家が初めて他者のテクストを離れ、自らの等身大の姿を赤裸々に綴った〈魂の報告書(エクリチュール)〉!
版元から一言
江藤淳『妻と私』、西部邁『妻と僕』、川本三郎『いまも、君を想う』……最愛の妻を失った文芸批評家の随筆の名作はいくつかありますが、そのなかで本書に特異なのは、「ホスピス病棟」での看病の日常と、自らの「人工透析」に関するディテールを、ある時には〈記録者〉に徹して克明に記し、またある時には〈魂の報告者〉として溢れ出る感情を余すところなく書き留める、その両者が渾然一体としているところです。結果として本書は、エッセイや小説を越えた、〈エクリチュール〉としか呼びようのない稀有な感動を与える一冊になっています。
上記内容は本書刊行時のものです。