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消火活動安全理論 Theory of Fire Safety 特定非営利社団法人ジャパン・タスクフォース(監修) - イカロス出版
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消火活動安全理論 Theory of Fire Safety (ショウカカツドウアンゼンリロン)

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B5判
縦257mm 横182mm 厚さ18mm
296ページ
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-8022-1242-7   COPY
ISBN 13
9784802212427   COPY
ISBN 10h
4-8022-1242-9   COPY
ISBN 10
4802212429   COPY
出版者記号
8022   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年10月22日
最終更新日
2022年11月24日
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紹介

火災に対する消防士、消防団員の最大のミッションは、人命保護(住民と消防職・団員)と財産保護です。そのために現場で何ができるのか―
本書は、「現場運用編」「基礎知識編」「防火防災対策・バイスタンダー対応編」の3部で構成。中でも大部分を占めている「現場運用編」では、ホース、消防ポンプ、水利などの資機材・機械の取り扱いから、基礎となる放水のパターンと注意点、火災成長の理解、そして火災状況の認識、屋外からの目的に応じた放水法、戦術的な活動を分かりやすく解説しています。
これまでになかった、“目的を明確にした”屋外からの放水法の紹介、消防吏員・団員ならば知っておくべき火災の基礎知識、さらに市民防災に役立つ防火防災の知識も網羅。これ一冊あれば、消火のすべてが分かる、消火の教科書「基礎編」と位置付けられる内容となっています。

目次

【CONTENTS】

【現場運用編】
第1章 本書の目的・ねらい
 消火活動の変化
 常備消防と消防団

第2章 火災対応資機材
 火災対応の装備
 ホース特性
 消防ポンプ特性
 筒先特性

第3章 ホース取り扱い
 ホース延長
  ホース延長の方法
  ホース延長後のホース整理   
  余裕ホースの作製
  充水ホースの転線要領
  立体的なロケーションの対応 

第4章 消防ポンプ取り扱い
 消防水利
 ポンプ運用
  消防ポンプ自動車の基本操作
  可搬消防ポンプの基本操作
  放水
  各種現象(ウォーターハンマー現象、キャビテーション現象等)
  中継送水
  緊急自動車としての安全運行
  ポンプ車のトラブルシューティング
  可搬消防ポンプのトラブルシューティング

第5章 放水の基礎
 水の消火特性
 放水パターンの種類と特性
  放水射程と貫通力
  水滴の大きさと吸熱効果
  空気流入(放水が生み出すAir flow)
  風の影響(自然がもたらすAir flow)
 放水の注意点
  ノズル圧力と放水反動力の関係
  ホース延長と放水反動力の関係
  放水反動力の軽減

第6章 火災性状の基礎
 燃焼と火災
 燃焼の4要素(ファイヤートライアングル)
  燃料:可燃性物質
   酸素供給源:支燃物(Oxygen)
  熱:点火エネルギー(Heat)
  化学連鎖反応(Chain reaction)
  燃焼範囲(燃焼限界)

第7章 火災成長の理解
 熱の伝わり方
  熱伝達
  放出する熱と受ける熱
 火災の成長段階
  自由燃焼状態の火災成長
  建物事情などによる火災成長への影響
 火災の成長において発生する現象
  フラッシュオーバー
  バックドラフト
  ファイヤー・ガス・イグニッション(FGI)

第8章 火災状況の認識
 初動対応時の認識と評価(サイズアップ)
  火災状況認識の指標(BE-SAHF)
  燃焼の4要素に基づく変化

第9章 屋外における活動目的の明確化
 屋外における活動目的
  人命保護
  延焼防止
  火災抑制・消火
  
第10章 目的に応じた放水手段
 トリプルDウォーターテクニック
  Drencher Stream(ドレンチャー・ストリーム)
  Deflection Stream(ディフレクション・ストリーム)
  Drop Stream(ドロップ・ストリーム)
 トリプルDウォーターテクニックの効果と注意点

第11章 戦術的な屋外活動:火災と戦う具体的方策
  屋外活動目的と優先度の決定
  屋外における初期対応
   開口部の閉鎖(Close the door)
 目的に応じた具体的な屋外活動要領:一般建物火災
   人命保護の具体的手段
   延焼防止の具体的手段
   「ドレンチャー」「ペインティング」「気流の効果」「ディフレクション」
   火災抑制・消火の具体的手段
   トリプルDウォーターテクニックの考え方
 目的に応じた具体的な屋外活動要領:大規模火災対応
  近年発生した大規模火災
  大規模火災への防火対策について
  木造建物密集地での基本的な火災防ぎょ活動
  大規模火災に対する備え
 目的に応じた具体的な屋外活動要領:林野火災対応
  日本の林野面積
  林野火災の現状と近年の動向
  林野火災の種類
    林野火災の燃焼形態
  林野火災の特徴
    火災の延焼予測、火炎や風の特徴、飛び火による延焼
  林野火災対応の装備
  林野火災対応の編成
  林野火災の消火戦術

【基礎知識 資料編】
第1章 消防活動に必要な消防装備
  消防活動の特性
  消防力の三要素
 消防水利
  消防水利の種別
  消防水利の適合条件
  水利統制計画
 消防ホース
 動力消防ポンプ
  ポンプの種類
  消防ポンプの概要
  消防ポンプの構造
 放水器具
  一般的な管そう・ノズルの一例

第2章 基本的現場運用
 防ぎょ戦術(消防戦術)
  防ぎょ戦術の名称
  防ぎょ戦術の基本
  筒先配備
 破壊要領
  破壊の目的
  破壊要領および注意事項
 緊急時の根拠法令

第3章 ライフライン
 電気設備
  電気設備の災害
  電流の大きさと人体への影響
 太陽光発電システム
 ガス施設
  ガス施設の災害
  ガス施設の火災防ぎょ

第4章 避難行動
 避難誘導と煙

【防火防災対策・バイスタンダー対応編】
防災のバイスタンダー
消防用設備等について
消火器
屋内消火栓設備
屋外消火栓設備
スプリンクラー設備
自動火災報知設備
消防機関へ通報する火災報知設備
誘導灯
避難器具
連結送水管設備
防火扉

【用語集】

上記内容は本書刊行時のものです。