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導く力 自走する集団作り 長尾 健司(著/文) - 竹書房
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導く力 自走する集団作り (ミチビクチカラ ジソウスルシュウダンヅクリ)

スポーツ・健康
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発行:竹書房
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ18mm
重さ 288g
224ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8019-3189-3   COPY
ISBN 13
9784801931893   COPY
ISBN 10h
4-8019-3189-8   COPY
ISBN 10
4801931898   COPY
出版者記号
8019   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年7月15日
書店発売日
登録日
2022年4月8日
最終更新日
2022年6月23日
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紹介

■内容紹介

名門復活へ

・まず選手を信じることから始める
・頭ごなしに否定したり怒ったりしない
・答えを教えるのではなく、選手たちに考えさせる
・価値ある答えとは、正しい答えではなく、考えた答え
・やらされる3時間より、自らやる30分
・「失敗」と書いて、「成長」と読む
選手自らが目標に向かって走り出す、
主体性育成論

著者は、以下のように述べています。

私が思い描く理想の組織は、「自走する集団」だ。附属坂出中に異動してから出会った言葉であり、追い求め続けてきた。
選手自らが目標に向かって走り出す。たとえ目の前に困難があったとしても、目標を達成するためには必要なものだと理解して、自ら苦を拾っていく。指導者である私は、選手が走り出すための声かけや問いかけを大事にして、さまざまなところに、選手のやる気が高まるような“仕掛け”を作る。
高校野球の監督というと、ピラミッド組織の頂点に立ち、トップダウンで厳しい言葉をかけ続けているイメージがあるかもしれないが、私の立ち位置はまったく違う。選手とはフラットな関係で、笑顔で会話をすることもあれば、自らバッティングピッチャーを務め、選手とともに汗を流すこともある。
どこまでの説得力があるか不安ではあるが、「こういう指導方法もあるのか」「現場の指導に生かしてみたい」とひとりでも多くの方に思ってもらえたら幸いである――本文より

■目次

第1章 指導者としての原点
「失敗」と書いて、「成長」と読む/トップダウンの罰に意味はない/Education=引き出す/プロに進んだ剛腕左腕を攻略 ほか

第2章 良き伝統を作り上げる
厳しい上下関係を撤廃する/全部員が平等に練習できる環境を作る/多くの選手を試合で起用する/負けたのは選手の責任 ほか

第3章 やんちゃ軍団が果たしたセンバツ準優勝
明治神宮大会で起きた奇跡/試合の空気を変える男になれ/逆転勝ちの多さこそ主体性の表れ/今も残る決勝戦での後悔 ほか

第4章 4元号での甲子園勝利
センバツ準優勝後に苦しんだ2年間/夏に勝つための考え方/選手の考えを尊重した継投/最強打者を二番に置く打順 ほか

第5章 心技体を磨き上げる
考えもしなかったイチローさんからの直接指導/ピッチングの基本は「釣り竿」にあり/「もうダメだ」ではなく「まだダメだ」 ほか

終章 私の原点~学びの大切さ
ひそかな夢は甲子園で早稲田実と戦うこと/『勝利の女神は謙虚と笑いを好む』/「優」しい人間が「勝」つ

著者プロフィール

長尾 健司  (ナガオ ケンジ)  (著/文

長尾健司●ながお・けんじ
1970年4月23日生まれ、香川県丸亀市出身。丸亀高~順天堂大。高校、大学時代は内野手としてプレー。高校2年夏の新チームから監督に就いた搆口秀敏先生の指導に影響を受け、指導者を志す。大学卒業後は中学校の講師を7年務めたのち、2000年から丸亀市立飯山中に赴任し、2004年に全国中学校軟式野球大会に出場。2006年からは香川大学教育学部附属坂出中に異動し、2011年に全日本少年春季軟式野球大会に導く。香川県大会優勝9度。中学での実績を買われ、2014年から高松商の監督に就任すると、2年目の秋に四国大会、明治神宮大会を制し、2016年センバツで準優勝。2021年夏には甲子園で1勝を挙げ、史上2校目となる「4元号での甲子園勝利」を果たした。

上記内容は本書刊行時のものです。