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タルタロスの目覚め  ジェームズ・ロリンズ(著/文) - 竹書房
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タルタロスの目覚め  (タルタロスノメザメ) 巻次:下

文庫
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発行:竹書房
文庫判
縦148mm 横105mm 厚さ15mm
重さ 213g
360ページ
定価 800円+税
ISBN
978-4-8019-2621-9   COPY
ISBN 13
9784801926219   COPY
ISBN 10h
4-8019-2621-5   COPY
ISBN 10
4801926215   COPY
出版者記号
8019   COPY
Cコード
C0197  
0:一般 1:文庫 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年4月29日
書店発売日
登録日
2020年12月28日
最終更新日
2021年4月9日
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紹介

私が地獄の門を開き、
悪魔の炎を盗み、
世界を火で清める……

技術革新の炎は人類を進化させてきた。
今、その炎が我々を焼き尽くそうとしている――

古代の叙事詩に記されたオデュッセウスの旅路を、
最新の科学理論に基づいて解き明かす!

■科学的事実から──人類の技術革新の行き着く先とは?
イスラム黄金時代として知られる八世紀から十三世紀にかけて、アラブの科学者たちは設計と技術革新の才能をいかんなく発揮した。その中で最も顕著な存在の一人が、イスマイル・アル=ジャザリーで、水時計から「オートマタ」と呼ばれる高度な機械人形に至るまで、あらゆる種類の道具を発明した。発明品の仕組みや技法は革新的だった。彼の最大の功績は著書『巧妙な機械装置に関する知識の書』で、そこには百以上の発明品の図解が含まれている。革新的な発明家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、自身が生まれる二世紀以上前にこの世を去ったアル=ジャザリーの作品から影響を受けていたばかりか、それらを「借用」していたとも考えられている。レオナルドはそうすることで、黄金時代が色あせた後にイスラム世界が放棄した技術革新の松明を燃やし続けた。それこそが技術革新の道のりだ。ある人の手から次の人の手に、ある国から次の国に、ある世紀から次の世紀に受け継がれていく。「必要は発明の母」という格言がある。もし、それが正しいとしたら、ある疑問が浮かぶ。「ほかの何よりも発明と技術革新に火をつけたものは何か?」その答えは一言で表せる。戦争だ。


アポカリプティ――
それはあらゆる必要な手段を講じて、
この世の終わり(アポカリプス)を
もたらすことに執着する狂信者連合……。

世界が間もなく終わりを迎えると信じているのに、
それを阻止するための行動を起こさないのであれば、
その人たちは彼らの仲間なのだ。

【下巻あらすじ】
エレナを拉致した「アポカリプティ」と名乗る狂信者集団は、タルタロスにあるとされる秘密の力――三大青銅器文明を崩壊させ、古代ギリシアの暗黒時代をもたらした「メデイアの油」で、堕落したこの世界を炎で清めようと目論んでいた。それを阻止するため、シグマのチームはタルタロスに先回りしようとするが、裏切りとアポカリプティの大きな影響力によって苦戦を強いられる。機械仕掛けの地図の謎の解明を試みるグレイだが、タルタロスを発見して地獄の門を開くことは、危険な力を世界に解き放つことになりかねない。しかも、タルタロスの秘密は「メデイアの油」だけではなかった。長い眠りから目覚めたタルタロスで待ち受ける脅威と恐怖に、シグマフォースは、そして世界は、太刀打ちできるのか?

著者プロフィール

ジェームズ・ロリンズ  (ジェームズ ロリンズ)  (著/文

ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。以後、『ナチの亡霊』『AIの魔女』などを経て、2021年8月にアメリカで刊行予定の ●Kingdom of Bones●〈*イタリック〉 に至るまで、シリーズは十五作(『ウバールの悪魔』も含めると十六作)を数える。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。

上記内容は本書刊行時のものです。