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最後の巡礼者  ガード・スヴェン(著/文) - 竹書房
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最後の巡礼者  (サイゴノジュンレイシャ) 巻次:下

文庫
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発行:竹書房
文庫判
縦148mm 横105mm
384ページ
定価 1,200円+税
ISBN
978-4-8019-2412-3   COPY
ISBN 13
9784801924123   COPY
ISBN 10h
4-8019-2412-3   COPY
ISBN 10
4801924123   COPY
出版者記号
8019   COPY
Cコード
C0197  
0:一般 1:文庫 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年10月8日
書店発売日
登録日
2020年5月28日
最終更新日
2020年9月20日
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紹介

錯綜する現代と過去の殺人事件をノルウェー警察本部のベテラン刑事が追う
真相が明かされても話のさきは読めない精妙巧緻の倒叙ミステリ

二〇〇三年六月八日、第二次世界大戦の英雄カール・オスカー・クローグの死体が自宅で発見された。ノルウェー貿易相まで登り詰めた老人は鳥のくちばしにつつかれたように切り刻まれ、犯人に強い殺意があったのは明らかだ。だが、手掛かりは凶器――ナチスの鉤十字が刻まれたナイフしかない。警察本部では犯人像を見いだせず、捜査は行き詰まってしまう。
そんな中、トミー・バーグマン刑事は二週間前に発見された三体の白骨死体との関連性を見出す。戦時中に殺された三人は、親ナチ派のノルウェー人実業家グスタフ・ランデの娘のセシリア、婚約者のアグネス・ガーナーとメイドだった。彼女たちはグスタフの近親者ゆえにクローグらレジスタンスの標的にされ、粛清された三人の縁者が復讐のためにクローグを殺した。そう推理したバーグマンは、六十余年前の事件の真相に挑む決意を固める。
一九三九年八月、アグネス・ガーナーは自らの手で愛犬を殺した。それがイギリス諜報部の最後の試験だったからだ。どうしてこんなことができるのか、自分でもわからない。確かなことは、ナチスを倒さねばならないということだけだ。その決意を胸にアグネスは故郷ノルウェーへ帰還する。人生を狂わせる運命の出会いが待ち構えていることも知らずに……。

著者プロフィール

ガード・スヴェン  (ガードスヴェン)  (著/文

ガード・スヴェン
Gard Sveen
ノルウェー在住。2013年、本作『最後の巡礼者(原題 “DEN SISTE PILEGRIMEN”)』でデビュー。
この作品でノルウェーのミステリ大賞「リヴァートン賞」、「マウリッツ・ハンセン新人賞」、北欧でもっとも権威のあるミステリ文学賞「ガラスの鍵賞」の三冠を達成。
現在までに、トミー・バーグマンを主人公とするシリーズが第4作までが刊行されている。
執筆業のかたわら、ノルウェー国防省の上級顧問を務める。

田口 俊樹  (タグチトシキ)  (翻訳

田口俊樹
Toshiki Taguchi
1950年、奈良市生まれ。早稲田大学文学部卒。
訳書はローレンス・ブロック『八百万の死にざま』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、ボストン・テラン『神は銃弾』(文春文庫)、トム・ロブ・スミス『チャイルド44』(新潮文庫)、ロアルド・ダール『あなたに似た人』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、ダシール・ハメット『血の収穫』(創元推理文庫)、ドン・ウィンズロウ『壊れた世界の者たちよ』(ハーパーBOOKS)など。
著書に『ミステリ翻訳入門』(アルク)、『おやじの細腕まくり』(講談社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。