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幕末・明治の美意識と美術政策
発行:宮帯出版社
A5判
570ページ
定価
9,000円+税
- 書店発売日
- 2015年6月3日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
博物館はどうあるべきか
美術館とは何か
──近代日本の美術官僚たちの戦い──
本書は、西洋の美術に関わることば・概念、美術に関わる制度、美術思想や美意識が万博への参加を通じて国内に流入してくるにあたり、政府が各時期の政策目的を達成するため、幕末まで存在し維新によって廃絶した〈美術的なるもの〉をどのように再編成してきたかを捉えようとしたものである。建議書、起案書、講演集などに見られる美術官僚たちの言説に注目しながら、幕府博覧会掛、外務省、工部省、内務省、大蔵省、文部省、農商務省、宮内省における「美術」概念や「美術」政策の変遷を辿ることによって、美術における「政治性」を明らかにしていく。
上記内容は本書刊行時のものです。