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監査文化の人類学
発行:水声社
四六判
440ページ
定価
5,000円+税
- 初版年月日
- 2023年1月10日
- 書店発売日
- 2022年12月23日
- 登録日
- 2023年1月13日
- 最終更新日
- 2023年1月13日
紹介
人類学者たちが直面するブルシット・ジョブ?!
《説明責任を果たせ!》、《それは何の役に立つのか?》――私たちの日常に忍び込んできた「監査文化」。
市場原理と結びついた生産性の追求とペーパーワークの増大によって、社会はどのように変容したのか? 新自由主義に基づく大学再編成の波を背景に、雑務に忙殺される人類学者たちがみずからの職場を描きだす!
目次
序文
序論 さまざまな新しいアカウンタビリティ マリリン・ストラザーン
第Ⅰ部
第1章 国際通貨基金のミッション業務をめぐる社会組織 リチャード・ハーパー
第Ⅱ部
第2章 威圧的なアカウンタビリティ クリス・ショア+スーザン・ライト
第3章 生み出される類いまれなる才能 エレノア・リモルディ
第4章 アカウンタビリティ、人類学、欧州委員会 マリオン・マクドナルド
第Ⅲ部
第5章 トリックスターのジレンマ ペーテル・ペルス
第6章 監査に付されるアカウンタビリティと命法としての責任 アナンタ・ギリ
第7章 自己アカウンタビリティ、倫理、意味の問題 ヴァッソス・アルギュルゥ
第Ⅳ部
第8章 一望監視施設としての大学 ヴェレッド・アミット
第9章 学究的環境 トマス・フィリッツ
第10章 学徒、学問分野、省察 ディミトラ・ゲフ=マディアヌゥ
あとがき:アカウンタビリティ、そして民族誌へ マリリン・ストラザーン
事項索引
人名索引
訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。