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自叙の迷宮 中村唯史(著/文 | 編集) - 水声社
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自叙の迷宮 (ジジョノメイキュウ) 近代ロシア文化における自伝的言説 (キンダイロシアブンカニオケルジデンテキゲンセツ)

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発行:水声社
A5判
288ページ
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-8010-0321-7   COPY
ISBN 13
9784801003217   COPY
ISBN 10h
4-8010-0321-4   COPY
ISBN 10
4801003214   COPY
出版者記号
8010   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年2月28日
最終更新日
2018年2月28日
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紹介

ロシア文化における自叙はロマン主義の時代に興隆し、続くリアリズムの時代には減退した。しかし19世紀末、いわゆる「銀の時代」の始まりとともに、再び事実性への志向が強まり、創作の手法としての自叙や、作家の伝記への関心が高まりを見せるようになる。
現在と過去の錯綜の中に生起し、虚実入り混じる多様な〈自叙〉の実相を、革命前後の時代を中心とする近代ロシア文化の中に追う。

目次

序――自叙についての迷宮的前書き  中村唯史

宗教説話に滲出する自叙
――ポリカルプと逸脱の精神  三浦清美

アレクサンドル・ブローク批評における「同語反復」  奈倉有里

亡命ロシアの子どもたちの自叙
――学童の回想と文学  大平陽一

ヴァシーリー・トラヴニコフとは誰か?
――ホダセーヴィチにおける自叙と文学史の交点  武田昭文

伝記史料とイメージ操作
――二十世紀ロシアの作曲家の自叙  梅津紀雄

自叙は過去を回復するか
――オリガ・ベルゴーリツ『昼の星』考  中村唯史

後書きに代えて――自叙と歴史叙述のあいだ  中村唯史

上記内容は本書刊行時のものです。