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ここまでわかった 戦国時代の天皇と公家衆たち : 天皇制度は存亡の危機だったのか?
発行:洋泉社
縦180mm
285ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2015-12-18
- 登録日
- 2015年12月21日
- 最終更新日
- 2015年12月21日
紹介
乱世といわれる時代であっても、当時の武家・寺院社会にとって、社会の秩序を維持する名分(根拠・立場)として朝廷は重要な役目を維持していた。室町幕府や天下人たちも、その機能を守るために積極的に行動していた。謎に包まれていた朝廷勢力の実像を13のテーマで解明。
目次
第1部 必死に天皇を守る公家衆たち(儀式や政務にこだわり時間を支配した天皇(即位式・改元・大嘗祭)
禁裏で天皇を警護する公家たち(家門の維持・幕府との分担)
公家の女性が支える天皇の血脈維持-後宮女房の役割
世俗権力に左右される門跡寺院-門主は天皇家・公家・武家の子弟)
第2部 家門・一族の存続をはかる公家たちの知恵(公家の生活基盤を支えていたものは何か(荘園経営と公家の家僕)
武家も重宝した公家の「家業」とは?(装束の家・和歌の家))
第3部 武家とともに時代を動かした天皇・公家(将軍家と天皇家の二つの主人をもつ公家衆がいた(室町幕府と公家衆の関係)
朝廷官位を利用しなかった信長、利用した秀吉(天下人の政治支配)
豊臣時代からじょじょに朝廷に食い込む家康-近世朝廷・公家再生への道)
第4部 「戦国領主」化した貴族たちの戦い(摂関家の当主自らが土佐国に下向する(土佐一条氏)
中流公家が国司となって飛騨に土着したが…(飛騨姉小路氏)
幕府から武力を期待された公家衆-伊勢北畠氏
最北の地に栄えた"南朝北畠系"の堂上公家-奥州浪岡氏)
上記内容は本書刊行時のものです。