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トリセツなしでDTMプラグインが使えるようになる本
トリセツなしで使える人たちが知っていること
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年11月26日
- 書店発売日
- 2024年11月20日
- 登録日
- 2024年10月25日
- 最終更新日
- 2025年3月12日
紹介
『トリセツなしでDTMプラグインが使えるようになる本』は、DTM(デスクトップミュージック)ユーザーのための実践的なプラグイン活用ガイドである。多くのDTMユーザーが直面する問題の一つが、プラグインの取扱説明書(マニュアル)を読んでも理解しづらく、使いこなせないという点だ。本書は、そうした悩みを解決するために、「信号の流れ」「音や楽器の特性」「エフェクターの働き」という3つの基本概念を体系的に解説している。これらの知識を身につけることで、個々のプラグインの仕様に縛られることなく、本質的な理解に基づいて自由に使いこなせるようになる。また、主要なDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を活用した具体的な操作方法も紹介しており、プラグインの特性を最大限に引き出す方法を学べる構成となっている。本書は初心者にもわかりやすく、中級者や上級者にとっても新たな発見がある、実用性の高い一冊。DTMの創造性を広げ、直感的に音楽制作を楽しみたいすべての人に役立つだろう。
目次
第1章:信号の流れ
1|MIDIトラックから送出される信号
2|MIDIトラックからソフトウェア音源への接続
3|ソフトウェア音源内のエフェクター
4|ソフトウェア音源の3つのセクション
5|MIDI信号はフレキシブルに捉える
6|ソフトウェア音源からミキサーへの接続
7|ミキサー内の信号の流れ
8|EF(エフェクター)
9|センド接続
10|バス(BUS)を攻略
11|パンー2つのモードとPanLaw
12|ハース効果(左右40ms以内の時間差)
13|音量
14|ステレオとモノラル
15|ステレオかモノラルかを判断する
16|トラック内の音量
17|マスタートラック
18|マスタートラックのエフェクター
19|ファイルの書き出し
20|6dBの差
第2章:音の特性、楽器の特性
1|周波数アナライザー
2|アタック音と後続音
3|音の三要素+時間的変化
4|音の高さについて考える
5|音色について考える
6|音量について考える
7|機械的な音とは
8|短い音の機械的な不自然さを取り除くには
9|MIDIコントロールチェンジをマスター
10|シンセサイザーの操作
11|ドラムの特性
12|ベースの特性
13|ギターの特性
14|管楽器、弦楽器の特性
15|ピアノの特性
第3章:エフェクター
1|ディレイ
2|リバーブ
3|イコライザー
4|コンプレッサー
5|エフェクターのまとめ
索引
前書きなど
DAW用プラグインとは、Logic(Apple社)やStudio One(Presonus社)、Cubase(Steinberg社)、Digital Performer(MOTU社)などの音楽ソフトに、ドラムやギターなどの音源やさまざまなエフェクターを追加インストールして、音楽ソフトの機能をさらに強化・充実させるためのプログラムのことだ。こうしたプラグインの中には無料でダウンロードして利用できるものもあるし、たとえ有料でも数千円から2、3万円くらいのものが多く、時には本来有料のプラグインが期間限定で無料配布されることもあるから、この本を手に取られている方も既にさまざまなプラグインを導入されていると思う。
しかし、インストールしたプラグインが増えてくると問題となるのがトリセツだ。プラグインごとにトリセツを読むのは大変だし、つまみの意味がわからずプリセットしか使っていないという方も多いと思う。これでは、せっかく導入したプラグインのパフォーマンスを十分に引き出せているとは言い難い。一方で、プロの人たちはトリセツをほとんど読まなくても、プラグインを操作することができる。何故そんなことができるのだろうか。それを紐解くのが本書の目的だ。
トリセツを読まなくても操作できる人は、
“信号の流れ”
“音の特性、楽器の特性”
“エフェクターは何を起こすか”
この3つをしっかり押さえている。これさえ押さえていれば、初めて導入したプラグインでも操作できるようになるだけでなく、これまでにない新しいタイプの音源やエフェクターでも操作できてしまう。本書では、次の3つの章に渡って、そうした人たちが押さえているポイントを解説する。
第1章「信号の流れ」は、DAWを使った制作全体の信号の流れを掴むための章だ。トリセツを使わない操作には、DAWの中を信号がどのように流れているかを把握することが不可欠だ。この章で、信号を自分でルーティングできるスキルを身につけていただきたい。第2章「音の特性、楽器の特性」は、ソフトウェア音源を操作するにあたって必要な音の特性や、MIDI(※2)コントロールチェンジについて解説しながら、主な楽器の特性・奏法をまとめている。続く第3章「エフェクター」では、エフェクターが何を起こすのかという視点から解説するが、それを理解するためには第1章と、第2章をしっかり把握している必要がある。これによって、必要な場所に的確かつ効果的にエフェクターをかけることができるようになる。
上記内容は本書刊行時のものです。