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国際教育開発の研究射程
The Scope of International Educational Development Studies : 「持続可能な社会」のための比較教育学の最前線
発行:東信堂
縦220mm
226ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2015年5月
- 登録日
- 2016年9月6日
- 最終更新日
- 2016年9月6日
紹介
援助国による被援助国への先進国モデルの移入から、各国文化の独自性認識のうえ両者が共に学びあう「協働」が導く開発へ-比較教育学における研究深化と相まって、いま転換しつつある国際教育協力による社会開発目標は、政府等によって推進される「万人のための教育」と、自律的個人の協力が必要な「持続可能な開発」との総合だ。そのために不可欠な地球的視野を持つ市民の育成をめざす「市民性の教育」を大きくクローズアップ。最新の理論と方法の包括的研究。
目次
第1部 国際教育開発研究の理論的検討-比較教育学の視点から(政策科学としての比較教育学-国際教育開発研究における方法論の展開
比較教育学における開発研究の位置づけ
途上国における能力開発と教育の役割-高等教育の国際協力を中心に
途上国における教育政策評価と教育指標の活用
途上国の教育開発とジェンダー)
第2部 持続可能な社会を実現するための「市民性の教育」(持続可能な開発のための教育(ESD)における「市民性の教育」
EFAとESDの相互補完的な関係-カンボジアにおける「市民性の教育」の事例
平和構築のための国際教育協力に関する概念的考察-「権利としての教育」を考える
国際協力リテラシーとグローバルな情報ガバナンス-東日本大震災の経験と防災教育のあり方
日本の教育改革と新自由主義-教育格差の拡大と市民性教育の可能性)
上記内容は本書刊行時のものです。