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朝鮮半島における言語政策の展開
1910~1979 消滅言語の危機を乗り越えハングル専用化へ
発行:創土社
A5判
160ページ
定価
2,000円+税
- 初版年月日
- 2020年10月1日
- 書店発売日
- 2020年10月1日
- 登録日
- 2020年10月31日
- 最終更新日
- 2020年10月31日
紹介
韓国は古代から中国の影響を受けて「漢字」が使われてきた。1443年の世宗大王時代に「訓民正音(ハングル)」が創製され、ハングル共同体が現われた。やがて「漢字・漢文」は、徐々にハングル混じり表記の「漢字混用」として、国民の日常生活に普及した。ところが日本植民地期に言語表記(ハングル、漢字)の認識に大きな変化が起こる。
本書では、言語消滅危機を経験した植民地経験国である朝鮮半島の両国(大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国)、とりわけ韓国の言語政策の事例研究を通じて、国民文化の基礎となる自国の言語をどのように保全することができたのかを明らかにし、消滅危機言語の保全のための政策的知見を得ることを目的とする。
具体的には、植民地時代をはじめ、それ以降の言語政策過程を取り上げ、朝鮮半島における言語共同体がどのように形成され、保全することができたのかを明らかにする。
上記内容は本書刊行時のものです。