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人権は二つの顔をもつ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年4月
- 書店発売日
- 2014年4月10日
- 登録日
- 2014年3月11日
- 最終更新日
- 2022年3月24日
紹介
個人の生を豊かにする技法としての「生きた人権思想」を身につけるには、どうすればよいのか。格差社会や排外主義を解決する、最後の武器としての人権を使いこなすために、自身の経験をもとにまったく新しい見方を提唱する。
目次
第1章 人権の視点を変更せよ
第2章 権利は闘い取るものである――イェーリング
第3章 「権利」という言葉
第4章 自然権の思想――トマス・ペイン
第5章 〈私〉から出発する――デカルト
第6章 人間の尊厳とは――ピコ・デッラ・ミランドラからカントへ
第7章 自由を求める本性――『沈黙』を読む
第8章 人権の誕生――ロビンソン・クルーソーの場合
第9章 二つの顔をもつ人権――プラトンの「洞窟の比喩」
第10章 価値とルールの混同
第11章 万人の万人に対する戦争――ホッブズの人間観
第12章 身体とこころは誰のものか――ロックの人権思想
第13章 自分自身の主人になる――ルソーのアイデア
第14章 市民の自由とは何か――ルソーの「社会契約論」
第15章 道具と人格――アイヒマン実験とカントの人格論
第16章 カントのコペルニクス的転回
第17章 学ぶ力――オモニの夜間学級
第18章 共に生きようとする欲望――ヘーゲルの相互承認の原理
第19章 満足した豚と不満足なソクラテス
第20章 少数意見の必要――ミルの『自由論』
第21章 マルクスの人権批判
第22章 市民のとらえ方――ハンナ・アレントの公共のテーブル
第23章 二つの利他主義――アマルティア・センの社会的コミットメント
第24章 私の決断――ケイパビリティの思想
第25章 双方向の共生のこころみ――キムリッカの「多文化的市民権」論
第26章 人権観を作り直す
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。