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気持ちが折れない禅の習慣 枡野俊明(著/文) - 秀和システム
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気持ちが折れない禅の習慣 (キモチガオレナイゼンノシュウカン)

哲学・宗教
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四六判
縦188mm 横128mm 厚さ13mm
200ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-7980-6277-8   COPY
ISBN 13
9784798062778   COPY
ISBN 10h
4-7980-6277-4   COPY
ISBN 10
4798062774   COPY
出版者記号
7980   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年12月3日
書店発売日
登録日
2020年10月2日
最終更新日
2020年11月20日
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紹介

不安や心配が捉えて離さない、そんなあなたへ

コロナ禍からは少しずつ立ち直りを見せている社会ですが、
いったん大幅に縮小した経済がいつ元に戻るのか、
そもそも戻らないのではないか……。
今、多くの方がそんな不安を持っているのではないでしょうか。

会社員であれば、給料が下がったり、会社が傾いたり、解雇されたりして、
今後どう生きていけばいいのかという不安が、ますます広がっています。
悩みや心配はいつまでも尽きませんし、気持ちが折れそうになりませんか?

「禅の習慣」は思考の一つ先、秒で効く

そういった中で、禅は多くの人の心を捉え、
実際、長きにわたって日本人の心を支えてきました。

著者はこれまで、禅の思考について、
具体的にわかりやすく書いた著書をたくさん出していますが、
今回のテーマは「禅の習慣」です。

コロナの影響を受けて、働き方・生き方、社会の在り方が変わる中、
「今の状況を変えたい、人生の主導権を取り戻したい」という方に、
禅の習慣によって気持ちを強くする方法をお教えします。

禅の思考が行動を後押しし、習慣化につながる

禅の教えを行動に移し、習慣化することで、
心の平穏を取り戻すという効果が比較的早めに得られます。

たとえば「掃除」は、物事を集中するいいきっかけとなります。
掃除もまた立派な修行の一つですが、これを本書でご紹介する
禅的思考と結びつけることで説得力が増し、習慣化しやすくなるでしょう。

まずは「小さな一歩」から始めてみよう

やはり、積み重ねというものは大事です。
“気持ちが折れない”方は、その考え方に差はあれど、
何かしら自分を強くする「習慣」を持っています。

まずは小さな一歩で構いません。
実際に身体を動かすことで、
確実に気持ちが強くなっていきます。

本書でご紹介する「禅の習慣」を、一つずつ試していってください。
絶対にあなたの中で何かが変わり、強い気持ちが持てるようになります!

【目次】
第一章 何事にも動じなくなる    ~心の安定を取り戻す禅習慣
第二章 自分の中の芯を強くする   ~禅思考で図太い神経を養う
第三章 あなたはあなた、他人は他人 ~シンプルに考えればうまくいく
第四章 目の前の景色に気づく    ~いまの、たしかなものを大切に
第五章 いつまでも我慢しなくていい ~苦境を乗り越える禅の行動力

目次

第一章 何事にも動じなくなる 心の安定を取り戻す禅習慣

嫌いな人にとらわれない ~別のことに集中して負の感情を湧かせない
ちょっとしたことでイライラしなくなる  ~まずは呼吸を整えて、さらに呪文を唱えよう
「オン&オフ」の気持ちを切り替える法 ~仕事時間と場所を確保し、「今後」に向けた準備を
気持ちを切り替える妙手は掃除にあった ~一心不乱に没頭することで心も浄化される
執着から離れる〝もの〟の仕分け術 ~時間を置くことで「足るを知る」心境に至る
寝る前三〇分から「脳」を切り替える ~スマホを切って「夜座」などの就眠儀式をもつ
朝を充実させる三か条 ~定時の早起き、空気の入れ替え、朝の掃除
ものごとをシンプルに考えるコツ ~まずはできる限りで行動し、その後で軌道修正する
〝点呼確認〟で小さなことが気にならなくなる ~指さしの習慣をつける、ものの「番地」を決める

第二章 自分の中の芯を強くする 禅思考で図太い神経を養う

呼吸で「折れない自分」になる ~丹田呼吸を数回おこなうだけで緊張度半減
〝得意〟を磨くと、自己嫌悪に陥らない ~どこにいても主人公になれば存在が輝いてくる
ネガティブな性格は〝言葉〟で変えられる ~はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる
焦る人、慌てる人は、「~ながら」を断つ ~複数のことを同時並行せず「一行三昧」を心得る
「コツコツ主義」が芯を鍛える ~「考える」前に「動く」ことで継続につながる
「立場」に対する劣等感の払拭法 ~中小の組織にいるほうが鍛えられるものも多い
情報に振り回されず鵜呑みにしない ~『礼記』に学んで入ってくる情報を抑えよ
〝一芸〟で自信をつける ~どれを一芸にするか、素材は周囲にいくらでもある
自分の欠点と上手につきあう ~まずは欠点を受け容れて、相手にも伝える
〝同情癖〟を前向き思考に変える ~「日本一の下足番」が自分を卑下するはずがない

第三章 あなたはあなた、他人は他人 シンプルに考えればうまくいく

みんな違って、みんないい ~わが子と比較せず、隣家の子も祝福できる人になる
〝見返り〟より素敵なものに気づく ~功徳を求めず密かに積むことで〝徳〟はいっそう輝く
羨望を嫉妬に〝変換〟させない ~エネルギーに変換できれば真逆の結果を得られる
親子の「かかわり方改革」に着手する ~週に一度の食卓やオンラインを活用しよう
嫌いな人に対する〝色眼鏡〟の外し方 ~「内省」「検証」、それでも外れない場合は……
勝っても、負けても、所詮「あわ」 ~肩書きや社会的立場は一時的なものでしかない
「おまえ」「おれ」の間柄に惨めなんかない ~自分が窮状にあるなら率直に話したほうがいい
親きょうだい、親戚との関係、究極の腹の括り方 ~最悪の事態として〝村八分〟のつきあい方もアリ
「自分は嫌われている」は、多分に思い込み ~確認すれば瞬時に解決する。即確認の勇気を持とう

第四章 目の前の景色に気づく いまの、たしかなものを大切に

知り合いを増やしても人脈にはならない ~「本気で」苦楽をともにすることで初めて人脈となる
初対面での〝人物〟の見きわめ方 ~蓑を着る人を避け、ていねいに挨拶できる人に学ぶ
「ありがとう」「ごめんなさい」のすごい力に気づく ~天地をひっくり返すほどの力がある「愛語」
「対立軸」ではなく「共感軸」を見つける ~「柔軟心」でおたがい納得できる着地点を探す
「言い訳」につながる封印ワード ~「だって」は封印。それだけで印象が変わる
完璧な人になるか、魅力的な人になるか ~前者にはなれない。完璧主義者には二つも弱点がある
「昔」を懐かしむより、「いま」の自分を生きる ~過去をどれだけ振り返っても、自分が輝くことはない

第五章 いつまでも我慢しなくていい 苦境を乗り越える禅の行動力

給料カットや解雇をどう受けとめるか ~事態を受け容れて心を空にし、「まさか」を乗り切る
ほんとうの友人同士に「会う、会わない」は関係ない ~自分より優れたところのある人とつきあおう
病気とは、あるがままに共存する ~最高の「心の処方箋」は自分自身にしか出せない
原因を探れば、失敗を引きずらない ~結果だけを見ずに自分をブラッシュアップさせる
介護で知っておきたい重要なポイント ~さまざまなサポートを受け、可能な限り傍で寄り添う
老後の暮らしは退職五年前からの準備で決まる ~お金の不安より、社会や人の役に立つ活動を考えよう
坐禅を習慣にして気持ちを保ちたい方へ ~坐禅会〝解禁〟までは、呼吸で気持ちを整える

著者プロフィール

枡野俊明  (マスノシュンミョウ)  (著/文

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。
大学卒業後、曹洞宗大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動によって、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館、セルリアンタワー東急ホテル庭園など。
著書に『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』(幻冬舎)、『心配事の9割は起こらない』(三笠書房)、『寂しさや不安を癒す 人生のくすり箱』(KADOKAWA/中経出版)、『生きるのがラクになる椅子坐禅』(小学館)、『50代を上手に生きる禅の知恵』(PHP研究所)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。