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スタートアップファイナンス――起業で失敗しない「おカネ」とのつき合い方 加瀬洋(著/文) - 秀和システム
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スタートアップファイナンス――起業で失敗しない「おカネ」とのつき合い方 (スタートアップファイナンス キギョウデシッパイシナイオカネトノツキアイカタ)

ビジネス
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ15mm
256ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7980-6100-9   COPY
ISBN 13
9784798061009   COPY
ISBN 10h
4-7980-6100-X   COPY
ISBN 10
479806100X   COPY
出版者記号
7980   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年7月30日
書店発売日
登録日
2020年5月13日
最終更新日
2020年7月17日
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紹介

【withコロナ下での起業にも対応】
1万2000人の起業家を育てた著者が明かす!

IT・コンテンツ事業の独立&副業で、
お金のことがすべてわかるファイナンス本!

●IT・コンテンツ事業での起業や副業=スタートアップが普通の時代

スマホアプリ、Webサービス、プログラミングなど、
ITやコンテンツの開発や制作で起業を考えている人たちに向けて、
最も重要な資金調達や会計、税務の基本知識を解説する入門書です。

●スタートアップする直前直後で必ず生じる問題とは?

ITやコンテンツの分野は、初期費用がそれほど掛からない分、
想定外の問題が起こることも少なくありません。
結果として、後々資金繰りに困ることが多いのです。

●「お金のことはこれ1冊」で十分!

著者は、元ドリームインキュベータで戦略コンサルタントとして、
多くのスタートアップやゲーム開発者の法人化を支援した経験を持ち、
これまで1万2000名の起業家を育てた現役の公認会計士・税理士です。

起業を成功させるにはどうしたらいいか、生き残るには何をすべきかを、
ファイナンスの面から具体的に、わかりやすくアドバイスしていきます。

お金のことで困らないように、
あるいは困った後でもすんなり対応できる「安心の1冊」です!

【目次】
第1章 独立・起業したいと思ったら最初に考えるべきこと
 まずは「何を売るのか」を明確にしておく
 独立・起業によって「失うもの/得られるもの」
 1年目、2年目、3年目をざっくりイメージする

第2章 起業前の準備~ IT・コンテンツ業界における起業
 ・事業計画の作成、資金調達、会社設立、どこから着手すべき?
 ・IT・コンテンツ起業のメリットとデメリット
 ・クライアントに仕事をもらうのか、自分で仕事を作るのか

第3章 スタートアップの事業計画と収支計画の作り方
 ・事業計画は目的によって使い分ける
 ・損益シミュレーションを進めるための3ステップ
 ・損益シミュレーションは1回で終わらせない

第4章 これで失敗しない! 具体的な資金調達法
 ・独立・起業時の資金調達7つの方法
 ・自分たちの技術やコンテンツのスゴさを素人に伝える方法
 ・独立・起業時の融資に政府系銀行を推す3つの理由

第5章 起業する前に知っておきたい会計の基本
 ・会計の要〝利益〟と〝資金〟の関係
 ・経営する上での大原則「売上最大化、経費最小化」
 ・自社の「損益数値」はどうあるべきか?

第6章 スタートアップの税金における天国と地獄
 ・自分に合った税理士の見つけ方
 ・クリエイティブ業務で知っておくべき税務処理
 ・これから独立する方は知らないと怖いインボイス制度

付章 withコロナ環境下でのスタートアップ
 ・これから独立・創業する方がおこなうべき3ポイント
 ・独立・創業をしたばかりの方が取り組むべき3ポイント

目次

まえがき スタートアップの成否は、お金とのつき合い方で9割決まる

第1章 独立・起業したいと思ったら最初に考えるべきこと

まずは「何を売るのか」を明確にしておく
独立・起業によって「失うもの/得られるもの」
 失うもの① 安定収入
 失うもの② 心の平和
 失うもの③ 時間
 得られるもの① 成功のチャンス
 得られるもの② 自分の人生を生きているという実感
 得られるもの③ 成長の機会
独立するか副業のままかを見極める3つのポイント
 ポイント① 儲かるか?
 ポイント② リスクは大きすぎないか?
 ポイント③ 将来の伸び白があるか?
何歳までに独立するべきか?
自分のライフプランに合わせた選択肢とは?
各働き方で違ってくる3つのポイント
 ポイント① 経費はどれくらいの範囲で認められるのか?
 ポイント② 結局、収入の半分は税金になる?
 ポイント③ お金から自由になれる働き方とは?
法人化/個人事業主どちらでスタートすべき?
1人で起業して働くメリットとデメリット
 メリット① 自由度が高い
 メリット② 低いコストでスタートできる
 メリット③ 目の届く範囲で仕事が完遂
 メリット④ 人事の煩わしさがない
 デメリット① 提供できるサービスの幅が狭い
 デメリット② 病気/怪我をした場合のフォローが困難
 デメリット③ 成長スピードの鈍化
 デメリット④ つまらない/寂しい/悲しい
チーム編成と自分の「役割」を決めておく
フリーランスから法人成りのパターンも検討しておく
1年目、2年目、3年目をざっくりイメージする
 イメージ① 業界の現在から
 イメージ② ユーザーの現在から
 イメージ③ それらの上で自分のサービス状況を検討

第2章 起業前の準備~ IT・コンテンツ業界における起業

会社を辞める前にしておくべき3つのポイント
 ポイント① 前職の了解を得ておく
 ポイント② 見込み客を作る
 ポイント③ 事業計画を練る
事業計画の作成、資金調達、会社設立、どこから着手すべき?
「融資どころか事業中止?」
独立・起業時に遭遇する4つの課題
 課題① 資金の課題
 課題② 売上の課題
 課題③ 時間の課題
 課題④ 社員の課題
成功率を上げるためにやっておくべき3つのルール
 ルール① ビジョン作り
 ルール② マニュアル作り(ストックを作る)
 ルール③ 会計・税務を学ぶ
IT・コンテンツ起業のメリットとデメリット
 メリット① 少額の初期投資による事業スタートが可能
 メリット② テストマーケティングがしやすい
 メリット③ 既存のつながりから仕事発注を得やすい
 デメリット① 競合が多い
 デメリット② 差別性を作りづらい
 デメリット③ ユーザー・発注者を増やすのが大変
著作権や守秘義務に注意する
クライアントに仕事をもらうのか、自分で仕事を作るのか
 受託ビジネス:オリジナルサービス=8:2のケース
 受託ビジネス:オリジナルサービス =2:8のケース
クリエイターやプログラマーが陥りがちな5つの罠(トラップ)
 トラップ① 時間や約束を守らない
 トラップ② お金を回収する意識が低い
 トラップ③ 契約書を巻かない
 トラップ④ 営業をやらない
 トラップ⑤ いいものを作れば売れると思っている

第3章 スタートアップの事業計画と収支計画の作り方

事業計画は目的によって使い分ける
事業計画は4つのパーツに分けて考える
 パーツ① 事業の意義
 パーツ② ビジネスモデル
 パーツ③ 損益シミュレーション
 パーツ④ アクションプラン
損益シミュレーションを進めるための3ステップ
 ステップ① 必要コストの見積り
 ステップ② 収益性の検討
 ステップ③ 実現可能性の検証
損益シミュレーションは1回で終わらせない
損益シミュレーションの3ステップサンプル
 ポイント① 売上パート
 ポイント② 販売費&一般管理費パート
 ポイント③ 営業外損益パート
損益シミュレーションを作成する際に陥りがちな3つの罠(トラップ)
 トラップ① 売上・費用を収支のタイミングで計上する
 トラップ② 精緻なもの目指しすぎる
 トラップ③ 自分1人で完成させようとする
収支計画書を
作るための3ステップ
 ステップ① 損益シミュレーションの各項目が収支に反映されるタイミングを分類
 ステップ② ステップ①で分類した金額を集計
 ステップ③ 損益シミュレーションに出てこない収支・残高情報を追加

第4章 これで失敗しない! 具体的な資金調達法

独立・起業時の資金調達7つの方法
 方法① 事業で儲ける
 方法② 知人から借りる
 方法③ 銀行から借りる
 方法④ 市場から借りる
 方法⑤ 株式を発行する
 方法⑥ 助成金の活用
 方法⑦ クラウドファンディングを使う
ベンチャーキャピタルやエンジェルは現実的か?
クリエイター、プログラマーのお金の集め方
融資向きの事業か、投資向きの事業か
独立・起業時の融資に政府系銀行を推す3つの理由
 理由① 社長の連帯保証を必要としない
 理由② 保証協会の保証が不要
 理由③ 融資が下りやすい
日本政策金融公庫から借入ができない6つのケース
 ケース① 借入の滞納・返済不履行の経験がある方
 ケース② 借入申請時に公共料金などの不払いがある方
 ケース③ 借入申請時にノンバンクからの借入がある方
 ケース④ 自己資金の少ない方
 ケース⑤ これから独立・起業しようする事業の経験が少ない方
 ケース⑥ オーナー(自分)とキーマンが別という方
提出する資料で気をつけるべきものは「通帳」
融資までのスケジュールと手続き
融資のタイミングによる注意点
融資は「想い」と「数字」で決まる
自分たちの技術やコンテンツのスゴさを素人に伝える方法
やってはいけない借入とは? 借入する前に必ずやるべきこと
返済できなかった場合に起きる2つのパターン
 パターン① よくない対応 ~こうして自己破産してしまう 
 パターン② あるべき対応 ~こうして事業再生する
融資で知っておくと得する制度① 「融資斡旋制度」
融資で知っておくと得する制度② 「経営革新計画」
融資の受けやすさに対するトレンド
スタートアップに有利な3つの助成金
 助成金① 「創業補助金」
 助成金② 「小規模事業者持続化補助金」
 助成金③ 「IT導入補助金」
 
第5章 起業する前に知っておきたい会計の基本

会計の要〝利益〟と〝資金〟の関係
中長期的に「利益額=資金の増加額」となる理由
短期的に「利益額≠資金の増加額」となる理由
経営する上での大原則「売上最大化、経費最小化」
節税視点での利益と資金との関係
損益計算書(P/L)と賃借対照表(B/S)
損益計算書(P/L)の中身
クリエイター、プログラマーの「P/L」
貸借対照表(B/S)の中身
クリエイター、プログラマーの「B/S」
「P/L」と「B/S」の関係性とチェックポイント
自社の「損益数値」はどうあるべきか?

第6章 スタートアップの税金における天国と地獄

事業スタートの際にやるべきこと4ポイント
 ポイント① 設立登記
 ポイント② 税務署関連の届出
 ポイント③ 銀行口座の開設
 ポイント④ 事業開始の準備
税金の基本。会計との違い
クリエイティブ業務で知っておくべき税務処理
まずは知るべき税金の2つのルール
 ルール① 源泉所得税
 ルール② 役員報酬
何をベースにして役員報酬を決めるか?
 方法① 1年目の損益シミュレーションをベースに決める
 方法② 過去の給与水準をベースに決める
 方法③ 現在の生活水準を維持するために必要な金額をベースに決める
税金を検討する上での必要な3つの視点
 視点① どこまでを経費として処理するか?
 視点② 利益をどこまで残すか?
 視点③ 会社の利益と個人の報酬のバランスをどう保つか?
経費についての基本的な考え方
知っておきたい税金の判断基準
会計&税務の経費項目はどうあるべき? 損益の管理方法は?
クリエイターが知っておくべき2つの会計処理
外部スタッフへの上手な支払い方法
これから独立する方は知らないと怖いインボイス制度
自分に合った税理士の見つけ方
 見つけ方① ハード面(提供するサービスの箱)の違い
 見つけ方② ソフト面(仕事に対するスタンス)の違い
「何でもできる」という税理士には要注意

付章 withコロナ環境下でのスタートアップ

これから独立・創業する方がおこなうべき3ポイント
 ポイント① 収入の確保(生活の維持)
 ポイント② 事業計画の再考
 ポイント③ 「天の時」の見極め
独立・創業をしたばかりの方が取り組むべき3ポイント 
 ポイント① 資金の確保
 ポイント② コスト削減
 ポイント③ シナリオ検討

あとがき コロナ後の世界でスタートアップを考える

著者プロフィール

加瀬洋  (カセヒロシ)  (著/文

加瀬 洋(かせ ひろし)
アカウティングフォース税理士法人代表税理士。
青山学院大学経営学部卒業後、公認会計士に合格。資格の学校TAC財務諸表論講師、監査法人トーマツ、㈱ドリームインキュベータに歴任したのち、税理士の兄とともに開業。
現在は「従来の税理士業務を超えるサービス」をモットーに、創業支援を中心に新規気鋭の企業様のサポートに従事。トーマツにおけるIPO支援、ドリームインキュベータ時代のベンチャーインキュベーション、および戦略コンサルティングの経験を活かし、経営者の視点に立ったサービスに注力している。
東京都産業労働局商工部創業支援課が運営する「Startup Hub Tokyo」において、セミナーも多く担当し、これまでに約7000名もの経営者にファイナンスを指導し、セミナーの受講生は約5000名を数える。

上記内容は本書刊行時のものです。