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最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望 ベン・ルイス(著/文) - 集英社インターナショナル
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最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望 (サイゴノダ ヴィンチノシンジツ/510オクエンノ ケッサク ニムラガッタヨクボウ)

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四六判
縦194mm 横134mm 厚さ30mm
重さ 590g
472ページ
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-7976-7387-6   COPY
ISBN 13
9784797673876   COPY
ISBN 10h
4-7976-7387-7   COPY
ISBN 10
4797673877   COPY
出版者記号
7976   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年8月14日
最終更新日
2020年10月3日
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書評掲載情報

2020-11-21 日本経済新聞  朝刊
評者: 小川敦生(多摩美術大学教授)
2020-11-07 毎日新聞  朝刊
評者: 飯島洋一(多摩美術大教授・建築評論)
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紹介

13万円で落札された絵画は、なぜ12年で510億円になったのか?

アートの価値は誰がどのように決めるのか、価値と値段は比例するのか――。
最後のダ・ヴィンチ作品の発見として注目を集め、その後、史上最高額の510億円で落札され話題となった男性版モナリザ「サルバトール・ムンディ」。
その謎に包まれた足跡を追う中で見えてきた美術界の闇。衝撃のノンフィクション!

ギャラリスト、オークショニア、コレクター、修復家、批評家、そしてタックスヘイブンにあるフリーポートを使って誰にも知られず密かに絵画を売買する超富裕層の存在――510億円の「傑作」に群がったさまざまな欲望の先に見えたものとは。

修復前の〈大破〉した状態の画像ほか、ダ・ヴィンチが「サルバトール・ムンディ」のために描いたスケッチや、弟子による複製画など、多数の貴重な画像をカラーで掲載。

【内容】
没後500年を経て関心が高まっているレオナルド・ダ・ヴィンチ。その幻の名画「サルバトール・ムンディ(世界の救世主)」は、100年ぶりに美術市場に現れた当初わずか1175ドル(約13万円)で売買されたが、その12年後の2017年にクリスティーズのオークションで美術品としては史上最高額である4億5030万ドル(約510億円)で落札された。

ダ・ヴィンチ最後の個人所有作品であり長年行方不明だったその名画はどこにあったのか、誰が落札したのか、そもそも本当にダ・ヴィンチの真作なのか――謎に包まれた「男性版モナリザ」に世界が注目した。

1500年頃に制作されたこの小さなキリスト画が、1649年のイングランド王チャールズ一世処刑後、20世紀にアメリカの無名で善良な美術愛好家の手に渡り、そこから再び表舞台に登場するまでを詳細に追う。

「大破」していた作品を修復した結果、真作と判定され、所有者となったロシア人大富豪により再びオークションに出品、サウジアラビアの謎の人物に落札された「最後のダ・ヴィンチ」の陰には歴史・経済・政治も絡む推理小説さながら様々な人物・組織がうごめいていた!

【プロフィール】
著者 ベン・ルイス(Ben Lewis)
母国イギリスを中心に、著者、ドキュメンタリー・フィルム制作、美術評論などで活躍。
著書に共産主義政権を揶揄した『ハンマー・アンド・ティックル』(2008)、ドキュメンタリー・フィルムに現代美術について論じたテレビ・シリーズ『アート・サファリ』(2003~05)がある。

訳者 上杉隼人(うえすぎ・はやと)
翻訳者(英日、日英)、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。
訳書に『スター・ウォーズ』[全作、I~IX]『アベンジャーズ エンドゲーム』(講談社)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。