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夕陽に赤い町中華 北尾 トロ(著/文) - 集英社インターナショナル
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夕陽に赤い町中華 (ユウヒニアカイマチチュウカ)

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四六判
縦188mm 横131mm 厚さ19mm
重さ 325g
256ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7976-7374-6   COPY
ISBN 13
9784797673746   COPY
ISBN 10h
4-7976-7374-5   COPY
ISBN 10
4797673745   COPY
出版者記号
7976   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年4月13日
最終更新日
2019年5月31日
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書評掲載情報

2019-08-04 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 平松洋子(エッセイスト)
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紹介

安くてボリュームたっぷりで昭和の胃袋を満たしてくれた町中華。
特別な味でないのにクセになり、通いたくなる店、個性的な店主たち。
中華なのになぜオムライスがあるのか。なぜ戦後に増え始め、なぜ常連客に愛されるのか。
町中華探検隊・隊長であるブームの火付け役が、数百軒を訪ね歩いた経験から描ききる、町中華の来し方行く末。
アメリカの小麦戦略や、化学調味料ブーム、つけ麺で人気の『大勝軒』の復刻メニューのエピソードなども交えて、昭和を生きた男たちなら誰もが持っている記憶の琴線に触れる。
消えつつある食文化の魅力あふれる1冊!

椎名誠さん推薦!
「そうだ。おれたちはこんな黄金ラーメンでぐんぐん育ってきたのだ!」

(目次より)
第一章 町中華はどこからきたのか~もろびとこぞりて
(一)人形町の『大勝軒』に見る戦前からの流れ
(二)地方から東京へ 『下北沢丸長』に見る戦後の流れ
(三)引揚者の参入で大陸の味が合流した
コラム1 町中華店名考
(四)日本人の食生活を変えたアメリカの小麦戦略
(五)町中華の味を決定づけた“化調"の流行

第二章 町中華の黄金期~ワリバシは踊り、鍋は炎に包まれた
(一)出前のバイクが町を走る
(二)メニュー研究:“最強打線"と“三種の神器"が奇跡の合体
(三)絶頂の八〇年代、ギターを中華鍋に持ち替えて

第三章 町中華よ何処へいく~太陽はまだ沈まない
伝説の人・山岸一雄の味を求めて~「お茶の水、大勝軒」の挑戦
コラム2 残っている町中華はなぜつぶれないのか

【著者プロフィール】
北尾トロ(きたおとろ)
ノンフィクション作家。1958年、福岡県生まれ。2010年にノンフィクション専門誌『季刊レポ』を創刊、15年まで編集長を務める。2014年より町中華探検隊を結成。また移住した長野県松本市で狩猟免許を取得。猟師としても活動中。
著書に『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(文春文庫)、『山の近くで愉快にくらす』(信濃毎日新聞社)、『欠歯生活』(文藝春秋)など多数。
共著に『町中華とはなんだ』(角川文庫)、『町中華探検隊がゆく!』(交通新聞社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。