版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
パンデミックと行政法 木村 俊介(著) - 信山社出版
.
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

パンデミックと行政法 (パンデミックトギョウセイホウ) 特措法を総括し考える (トクソホウヲソウカツシカンガエル)

社会科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:信山社出版
A5変形判
縦213mm 横151mm 厚さ21mm
重さ 633g
456ページ
上製
定価 8,800円+税
ISBN
978-4-7972-8267-2   COPY
ISBN 13
9784797282672   COPY
ISBN 10h
4-7972-8267-3   COPY
ISBN 10
4797282673   COPY
出版者記号
7972   COPY
Cコード
C3332  
3:専門 3:全集・双書 32:法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年5月30日
書店発売日
登録日
2023年5月22日
最終更新日
2023年5月30日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

◆特措法を巡る国会論議を概観 ー 今後の感染症蔓延を視野に特措法を検証◆
「国民の命か、経済生活か」、前例のない急迫した政策判断が突きつけられたCOVID-19。国と地方の関係、衛生行政の特殊性、法的規制の限界点など、今後の感染症蔓延を視野に特措法を検証。特措法を巡る国会論議を概観し、危機管理法制を考究する。

目次

『パンデミックと行政法 ー 特措法を総括し考える』
 木村俊介(明治大学公共政策大学院教授)著

【目 次】

・はじめに

◆第1編 我が国の新型コロナの状況

◇第1章 全体の状況

Ⅰ 経 緯
Ⅱ 新型コロナ感染症全体の状況
Ⅲ 新型コロナの特徴
Ⅳ 特措法に基づき実施されてきた行政機関の対応
Ⅴ 地域差の問題

◇第2章 我が国の基本的取組

◆第2編 特措法と行政法の原理

◇第1章 危機管理法制としての特措法の特徴

Ⅰ 特措法の概要
1 地方行政制度における沿革
2 特措法の特徴

Ⅱ 危機管理法制としての特措法
1 危機管理
2 危機管理法制としての災害対策基本法
3 危機管理法制としての特措法

Ⅲ 実効性の強化(2021年改正)
1 総 論
2 まん延防止措置

◇第2章 特措法を巡る論点(各論)

Ⅰ 法律の目的と法政策
1 法政策上の特措法の位置づけ
2 法政策におけるインクリメンタリズム

Ⅱ 法律による行政の原理と特措法
1 総 論
2 法律による行政の観点からみた特措法の特徴
3 憲法上の権利自由との関係
4 基本的人権の保障
5 法律の優位の原則と特措法
6 ロックダウン法規
7 学校の休校

Ⅲ 行政法の一般原則との関係
1 平等原則と特措法
2 比例原則と特措法
3 権利濫用の禁止原則と特措法
4 適正手続の原則と特措法

Ⅳ 行政組織法と特措法
1 内部組織を規律する法律関係
2 行政主体間を規律する法律関係
3 国・都道府県・市町村の役割分担

Ⅴ 行政基準と特措法
1 法規命令
2 行政規則

Ⅵ 行政指導と特措法
1 ソフトローとしての行政指導
2 事業者・国民等に対する3つのレベルの要請
3 31条の運用
4 行政指導の方向性

Ⅶ 行政行為と特措法
1 総 論
2 特措法に命令が位置付けられた経緯
3 45条第3項が定める命令の要件
4 命令の実績

Ⅷ 行政裁量と特措法
1 総 論
2 命令をめぐる裁量基準

Ⅸ 行政手続法と特措法
1 総 論
2 具体の手続

Ⅹ 義務履行の確保と特措法
1 行政罰と特措法
2 公表制度

Ⅺ 損失補償と特措法
1 特措法に規定された損失補償
2 45条に係る損失補償
3 事業者に対する支援等

Ⅻ まん延防止措置
1 経 緯
2 まん延防止措置を整備した趣旨
3 まん延防止措置に係る国会の関与
4 政府対策本部長の指示
5 緊急事態下の措置とまん延防止措置との違い

ⅩⅢ 行政救済と特措法
1 行政不服審査
2 取消訴訟
3 国家賠償法

◇第3章 新型コロナと条例

◆第3編 公衆衛生法令と法政策

◇第1章 我が国の公衆衛生法令の概要

Ⅰ 日本国憲法25条

Ⅱ 公衆衛生法令の経緯

Ⅲ 地域保健法の概要
1 総 論
2 保健所制度の概要

Ⅳ 小 括

◇第2章 公衆衛生と法政策

Ⅰ 集権的分散システムの進展
1 総 論
2 公衆衛生行政における集権性の制度的要因
3 衛生行政における分散性

Ⅱ 地方分権改革と法政策
1 総 論
2 保健所をめぐる論議

Ⅲ 縮減的行政改革と法政策
1 内部組織の弾力的統合化
2 行政機関の収斂的統合化
3 今後の方向

◇第3章 小 括

◆第4編 今後のコロナ対策関係法令を考える

・おわりに

・参考文献
・参考資料編
・索 引

著者プロフィール

木村 俊介  (キムラ シュンスケ)  (

明治大学公共政策大学院教授
東京大学法学部卒業。一橋大学博士(法学)
行政法及び地方行政論を専攻。総務省に入省し,内閣官房参事官(国民保護法担当),総務省大臣官房参事官(財政担当),一橋大学教授等を経て,現在に至る。

上記内容は本書刊行時のものです。