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対話・建築の思考
発行:住まいの図書館出版局
縦180mm
230, 16ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 1996年4月
- 登録日
- 2017年3月26日
- 最終更新日
- 2017年3月26日
紹介
60年代末から90年代の現在に至るまで、坂本一成の歩みは他のどの建築家からも孤立し、また独自である。建築の造形的表現を可能な限り沈潜させ、しかもいわゆる自然派に陥ることがない。建築家が建築を考えるその見えない形が、「抽象化された普通の家」から浮上し、その思考は不可避的に一個の建築にとどまることなく、社会へと向かう。だが、この精緻な思考の建築的表われは、多木浩二の指摘がなければ、坂本自身にとってさえ存在しなかったといえるかも知れない。建築を思考することの意味を、容赦なく絶望と希望をもって描き出す、これは今までに語られることのなかった対話・建築の思考である。
目次
第一日 建築としての独立住宅
第二日 都市と建築の政治学
第三日 崩壊する共同体での集合住宅
上記内容は本書刊行時のものです。