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機能不全家庭で死にかけた私が生還するまで 吉川ばんび(著/文) - 晶文社
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機能不全家庭で死にかけた私が生還するまで (キノウフゼンカテイデシニカケタワタシガセイカンスルマデ)

文芸
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発行:晶文社
四六判
204ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-7949-7364-1   COPY
ISBN 13
9784794973641   COPY
ISBN 10h
4-7949-7364-0   COPY
ISBN 10
4794973640   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年4月21日
最終更新日
2024年1月26日
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紹介

機能不全家庭による貧困や虐待の連鎖を断ち切れ!
見えざる弱者・傷ついた者の回復の道とは?

アルコール依存の父、過干渉の母、家庭内暴力の兄という機能不全家庭で育ち、「生きづらさ」からの解放をテーマに言論活動を続ける著者が実体験で語る、貧困・虐待家族のリアル。幼少期に受けた傷からどう回復するか。負の連鎖をどう断ち切るか。マインドフルネス、スキーマ療法など心理療法も経て、家族と絶縁するまでの道のりを描く、実録ノンフィクション。

私が育った家庭はいわゆる「機能不全家家庭」と呼ばれるものでした。家庭内不和により会話はほとんど無く、代わりに怒号が飛び交い、暴力による支配が行われているのが日常だったのです。死に物狂いで家から逃げ出したとき、20年以上続いた地獄がようやく終わったのだと、心の底から安堵しました。しかし現実とは残酷なもので、私はその日、気が付かないまま「第二の地獄」に足を踏み入れていたようです。(「はじめに」より)

「私がされていたことは、虐待だったんでしょうか」
この質問を心理士にできるようになるまで、カウンセリング治療を始めて約1年かかりました。いつも通り1時間のスキーマ治療を終え、荷物をまとめて部屋から出る寸前、一瞬ためらいながら、ようやく口から吐き出した言葉です。
心理士は私の質問に少し驚いた様子でしたが、じっと目を見て、はっきりとした口調で「100%、虐待だと思います」と答えました。
そのとき、これまで十数年にわたって自分にのしかかっていたものが、すっと消えていった気がしました。(「母との絶縁」)

【目次】
第1章 「見えざる弱者」とは誰か──貧困・虐待・障害は目に見えない
第2章 機能不全家庭で育つということ──アルコール依存の父、泣く母、暴力的な兄
第3章 愛着の形成が持つ大きな影響力──「生きづらさ」の正体とは?
第4章 生きづらさの根底と向き合う──スキーマ療法との出会い
第5章 幼少期に受けた傷からの回復──母との絶縁まで
終章 機能不全家族から回復するために──予防すること、孤立しないこと

目次

第1章 「見えざる弱者」とは誰か──貧困・虐待・障害は目に見えない
第2章 機能不全家庭で育つということ──アルコール依存の父、泣く母、暴力的な兄
第3章 愛着の形成が持つ大きな影響力──「生きづらさ」の正体とは?
第4章 生きづらさの根底と向き合う──スキーマ療法との出会い
第5章 幼少期に受けた傷からの回復──母との絶縁まで
終章 機能不全家族から回復するために──予防すること、孤立しないこと

著者プロフィール

吉川ばんび  (ヨシカワバンビ)  (著/文

吉川ばんび(よしかわ・ばんび)
1991年、神戸市生まれ。作家・ジャーナリスト。2014年、関西大学法学部法学政治学科卒業後、商社、司法書士事務所を経て独立。貧困や機能不全家族の問題について自らの生い立ち、貧困体験をもとに執筆や取材、問題提起を行う。2023年4月より、東京大学大学院情報学環教育部に在学中。「文春オンライン」などウェブ媒体や雑誌への寄稿のほか、メディアへの出演も多数。ワタナベエンターテインメント所属。著書に『年収100万円で生きる──格差都市・東京の肉声』(扶桑社新書)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。