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いなくなっていない父 金川晋吾(著/文) - 晶文社
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いなくなっていない父 (イナクナッテイナイチチ)

文芸
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発行:晶文社
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ21mm
266ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-7949-7354-2   COPY
ISBN 13
9784794973542   COPY
ISBN 10h
4-7949-7354-3   COPY
ISBN 10
4794973543   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年4月25日
書店発売日
登録日
2023年3月25日
最終更新日
2023年3月25日
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書評掲載情報

2023-05-20 日本経済新聞  朝刊
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紹介

気鋭の写真家が綴る、親子という他人。
千葉雅也氏(哲学者、作家)、小田原のどか氏(彫刻家、評論家)、
滝口悠生氏(作家)、激賞! 著者初の文芸書、衝撃のデビュー作。

その後のことを知っている私には、父のことを「失踪を繰り返
す父」と呼ぶのはどうしても過剰なことに思える。私がそう思
うのは、「父がやっていることなんてそんなにたいしたことで
はないんです」と謙遜するような気持ちもあるが、本当のとこ
ろは、「父という人は、『失踪を繰り返す』という言葉で片づけ
てしまえるような人ではないのだ」と自慢げに言いたい気持ち
のほうが強くある。――(本文より)

『father』にて「失踪する父」とされた男は、その後は失踪を止めた。
不在の父を撮影する写真家として知られるようになった著者に、
「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのか。
時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに
目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、
ドキュメンタリーノベル。

著者プロフィール

金川晋吾  (カナガワシンゴ)  (著/文

写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後
期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。
近年の主な展覧会、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、2022年「六本木クロッシング2022展:往来
オーライ!」森美術館など。三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞、受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。