版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
学校するからだ 矢野利裕(著/文) - 晶文社
.
詳細画像 0
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫僅少

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

学校するからだ (ガッコウスルカラダ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:晶文社
四六判
302ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7949-7343-6   COPY
ISBN 13
9784794973436   COPY
ISBN 10h
4-7949-7343-8   COPY
ISBN 10
4794973438   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫僅少
書店発売日
登録日
2022年11月25日
最終更新日
2024年1月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2023-02-26 産經新聞  朝刊
評者: 磯部涼(ライター)
2023-01-29 読売新聞  朝刊
2023-01-21 日本経済新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

時にはラジオDJのように、時には演劇人のように語る教師。その振る舞いにそれぞれに反応する生徒。このリズムが学校するからだを踊らせる!
──ダースレイダー(ラッパー)

小中高全部大嫌いだったが行かなきゃよかったとは思わない、学校(あなた)も日々悩んで迷って動いていたんだね。
──小山田浩子(小説家)

学校、そしてそこでの学びを、文学・音楽・お笑いを横糸に、生活に根ざした言葉で描いた一冊。読めば、つい、学びたくなる。
──平尾剛(スポーツ教育学者)

ブラックでも青春でもない!
からだとことばが躍動する異色の〈学校×身体〉ノンフィクション


「shhh…」と小声を発して返事をそろえるサッカー部員、広島出身ではないのに広島弁を操るヤクザ的風貌の生活指導。旧エヴァを愛し、シン・エヴァに失望した生徒との対話、破格の走りで男子をごぼう抜きにした女子生徒、そして肝心なところで嚙んでしまう著者自身──。
現役教員の著者が、学校のなかの〈からだ〉と〈ことば〉が躍動するマジカルな瞬間を拾い集めた、異色の〈学校×身体〉ノンフィクション。


「大事なことはおうおうにして、対立するふたつのあいだに存在する。とりわけ、僕が学校現場で味わうマジカルな感触は、正論と現場のあいだに存在している。本書では、そのような学校をめぐる言説のなかで抜け落ちてしまうものを拾い集めたい。
学校とは、生徒と教員がそれぞれの身体でもって生きられる場所だ。そんな躍動的な学校の姿を活写したい。多くの問題を抱えた部活動の制度に埋め込まれつつ、自由にグラウンドでボールを追いかけるような、そんな身体の躍動とともにある姿を。」
(「はじめに」より)

目次

はじめに  「shhh」をしのばせているヤツがいる!

1章 部活動
 サッカー部新米顧問、おおいに迷う
 ダンス部の「ズレる身体」
 スウィングする吹奏楽部
 転向する軽音部

2章 授業
GTOに憧れて
 教壇は舞台である
 「走れメロス」を読解してみた
 KRS・ワン流の教育を
 ラップと作文

3章 教員
 高踏派先生の檄
 ヤクザ先生、ふたたび
 アヴァンギャルド先生との別れ
 無頼派先生の涙
 ミーハー先生の特別授業
 東京インディー先生の音楽と生活
 どこまでも自由なハンドメイド先生
 筋肉先生の詩的言語
 K先生とマイメン先生

4章 生徒
 ちっとも思い通りにならない言葉
 大事なことはだいたいギャルに教わった
 「本当に分からなかったです」
 提出物をめぐる闘争
 足りない引き出し
 たたかう生徒会

5章 行事
 ごぼう抜きの彼女──体育祭
 演しもの顚末──文化祭
 学校はうたう──合唱コンクール
 アイヌの「いま」が躍る──古典芸能鑑賞
 「内地」から沖縄へ──修学旅行

6章 コロナ以後の学校
 一斉休校の衝撃
 「境界線を作っていくということですね」
 回復していく学校生活
 卒業式


主要参考文献

著者プロフィール

矢野利裕  (ヤノトシヒロ)  (著/文

矢野利裕(やの・としひろ)
1983年、東京都生まれ。都内の中高一貫校に勤務する国語教員。サッカー部の顧問、兼監督も務めていた。「しばしばなされる「なぜ先生になろうと思ったのか」という質問に対しては、「GTOにあこがれて」と答えるようにしている」(本書より)。文芸・音楽を中心に批評活動をおこなっており、2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる──町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書に『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。